出版社内容情報
「ウィ・シャル・オーバーカム」の原点!
アパラチアの片田舎から公民権運動へ ローザ・パークス、マーティン・ルーサー・キングとともに、「教育」の力で闘った、人種隔離撤廃の知られざる巨人
白人貧困層に生まれながら、黒人活動家らと信頼を結び、差別のない社会を求め続けたマイルズ・ホートン(1905-90)。1932年に成人教育機関「ハイランダー・フォークスクール」を創設し、教育による社会変革を目指したその活動は、1930~40代の労働運動や50~60代の公民権運動に影響を与えた。バスボイコット運動の始まりとなったローザ・パークスは行動を起こす前にハイランダーのワークショップに参加して、異なる人種が共に暮らす社会は可能であるという確信を得た。また、日本の反戦平和運動でも愛されたプロテスト・ソングWe Shall Overcome(「勝利をわれらに」)は、ハイランダーの活動を通じて広まった歌だった。アパラチア山脈地方での貧しい少年時代から、ローザ・パークス、キング牧師、ラインホルド・ニーバー、エレノア・ローズヴェルト、パウロ・フレイレらとの交友まで、彼の生涯と社会変革のヴィジョンを聞き取りした本書は、現代に続くアメリカ社会運動の歴史の貴重な証言である。「言葉に表わせないほど勇敢で、先見の明ある、テネシーの白人のきょうだい」(コーネル・ウエスト)
「私が『ラディカルになる』と言うのは、社会運動の一部となる経験を通して、制度を変えねばならないことを理解した人びとに起こることを意味する。私たちは長い間、権威ある者たちが、人種隔離は決してなくならないと言うのを聞かされ続けてきた。だが、現に人びとは変わったのである。」(本書より)
【目次】
1 始まり
2 大学
3 学び
4 ユニオン神学校
5 シカゴからデンマークへ
6 ハイランダーの始まり
7 リズム
8 オーガナイザーとして
9 投票への識字
10 カリスマ
11 まっとうな地
12 ワークショップ
13 それぞれの持ち場で
14 成長する理念
15 一つの闘い、多くの前線
16 己を知る
17 空の鳥に学ぶ
18 ニカラグア
19 土地は誰のもの?
20 同志たち
21 未来



