出版社内容情報
ここまで楽しく素晴らしい町だったとは！ 浮世絵などイラスト満載で、ページを開けばお江戸の世界。その魅力がみるみるわかる極上の書。
堀口茉純［ホリグチマスミ］
お江戸ル／歴史作家
内容説明
本書は、浮世絵や版本など、江戸人によって描かれた絵画史料をふんだんに盛り込んで、“庶民が主役”の江戸がいかに魅力的で、面白くて、スゴイ町だったかを徹底紹介する。
目次
其の１ 実はこんなにスゴかった！世界が驚く江戸城下町のヒミツ
其の２ 城下町探検隊―ようこそ！大江戸観光ツアーへ
其の３ アレ、けっこう楽しそう（笑）！江戸町人の暮らし
其の４ 役者・アイドル・スポーツ選手…憧れのスターたち
其の５ 異常発達☆食文化
其の６ 毎日がスペシャル？！とにかくイベント大好き
著者等紹介
堀口茉純［ホリグチマスミ］
東京都足立区生まれ。お江戸ル／歴史作家。明治大学在学中に文学座付属演劇研究所で演技の勉強を始め、卒業後、女優として舞台やテレビドラマに多数出演。一方、２００８年に江戸文化歴史検定一級を最年少で取得すると、「江戸に詳しすぎるタレント＝お江戸ル」として注目を集め、執筆、イベント、講演活動にも精力的に取り組む（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
94
江戸ブームがきているので、この手の本を読むのは楽しいです。江戸の人々の浮世暮らしが語られていました。江戸の暮らしを眺めていると現代と共通する部分が多いので面白いです。最近流行るようになってきたと思われるものも、原点は江戸にあると思うと、歴史の中で生まれたものながらも身近なものとして感じられました。今は何でもあって便利な時代だけれど、江戸時代は江戸時代なりに幸せな生活をしていたのだなとしみじみ。江戸に行ってその生活を体験したくなりました。2016/10/28
美登利
91
幼い頃からテレビで時代劇をたくさん観てきた世代ですが、時代小説を読むようになってきたのはつい最近。映像で観た江戸庶民の生活は活気に満ち溢れていたな。それを裏付けるこの一冊。これは新書じゃなくて、カラーの大きいサイズの本で出して欲しいなと思いました。著者のことは初めて知りました。可愛らしいですが、意外と毒舌（笑）「お江戸ル」と言う言葉も初めて知った！他にも江戸時代をテーマにした本があるようなので読んでみようかしら。絵画に描かれた庶民の笑顔にほっこりします。花魁のあの独特の歩き方、色々分かって良かったわ！2019/10/28
もんらっしぇ
77
江戸文化歴史検定一級を最年少で取得すると「江戸に詳しすぎるタレント=お江戸ル」としてテレビ番組などに登場した堀口茉純さんの著書。実は彼女の出演する私好きな番組(東京ローカル)があって→ https://s.mxtv.jp/variety/edokoi/ 残念ながら終わってしまいがっかり(-_-;) (その後時間短縮されて復活https://s.mxtv.jp/variety/edosanpo/ ) いわゆるタレント本と侮ることなかれ！引用の資料も多く情報満載で時代小説を楽しむ一助にぴったりの一冊です♪2023/02/10
HMax
17
訂正二重線にイラっと来ましたが、結構楽しい内容でした。江戸時代ってダジャレが大好きだったんですね。ダジャレのオンパレード。祭りや観劇も大好き、凄い人出でびっくり。神田祭りなんか、NYのハロウィンパレードのよう、ビバリーヒルズの観光地図のような芝居町の地図、江戸時代に行ってみたい。発見：身分制度が実際は「士」／「農・工・商」で比較的緩い制度だったというのは知りませんでした。2016/12/16
オリーブ
13
サラッと流されるような歴史の授業では見えてこない江戸の世を再確認したくて購入。現在使われている様式（例えば近年になって現れたかのように思っていたシェアハウスやアイドル的存在の歌舞伎役者の存在や大食いバトルや引っ越し蕎麦や花火大会・花見・月見など）の元はこの時代から始まったらしく、考えてみれば江戸時代の人も現代人も同じ日本人で面白いと思う観点に共通点が多くて身近に感じてくる。便利な現代ではあるけど、意外に江戸時代に行くことがあったら馴染めるんじゃないかしらとも思ってきました。2016/09/29
