内容説明
日が経つごとに条件を妥協せざるを得ない葛藤、以前「お断り」した相手がよく思えてくる未練、理由も告げられず「お断り」される不快…。「就活」「恋活」とは似て非なる、「婚活」だけがもたらす疲れの本質とは？そのネガティブな状況から抜け出すための処方箋は。
目次
第１章 婚活は、なぜ疲れる？
第２章 「婚活疲労症候群」とは
第３章 「婚活疲労外来」診察室から
第４章 「婚活疲労」しないために：第５章 「婚活」に疲れちゃったら
第６章 結果オーライ
著者等紹介
高村恵［タカムラケイ］
１９６１年１２月、大阪市生まれ。大学卒業後、公立高校講師を経て広告制作会社に転職。企画コピーライターとして、販促・広報・広告ツールの企画制作に携わる。１９９４年に独立。エディターとして企業や官公庁のＰＲ誌を企画編集するほか、ライターとしてインタビュー記事や古典文学作品の解説本などを執筆している。自らの婚活体験に基づくブログ「『婚活疲労』に負けない！」を開設（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかしー
46
Kindle umlimited。初出2012年。 11年前の本だが現在でも類似する事例はあると感じた。 たとえば、当時よりさらにSNSや恋愛アプリも発達した現在では、婚活の前段階として恋活がある。 その活動上で「お断り」を繰り返しで消耗して、ネガティブ・スパイラルに陥り心療内科などに通院する流れなど。これはほかの○○活にも通ずるものを感じた。では、その処方箋とは？本書で提示されているのは、婚活において、ファッションや身だしなみを小さく変えてみる、婚活以外の活動をする、一時的に中断、セルフカウンセリング等2023/12/12
かなもー
9
現代社会の深い闇を見た。怖い。2015/06/26
しげ
6
婚活でうまくいかないことが続くと、まるで人格のすべてを否定されたような気持ちになり、その積み重ねでうつ病や不安障害になってしまうそうです。婚活は選択肢が多く、簡単に相手をチェンジできるため、自然な出会いよりもピリオドを打つのが難しいように感じました。「本当にこの人でいいの？」とか「もっといい人と出会えるかもしれない」と考えはじめたら、誰を選べばよいかわからなくなってしまいそうです。相性の良い相手を占って紹介する「占い婚活サービス」なんていうのがあったら流行りそう…。2012/09/05
貧家ピー
4
婚活のエピソード本かと思いきや、2012年にメンタルクリニックに「婚活疲労外来」ができていたこと・処方箋など、婚活に疲れた時の対処テキストにもなる内容。 婚活では、あらゆるポイントを全方位的評価されるため、断られると全方位から断られる体験となる。認知療法は効果的かも。 2018/03/30
ミネチュ
4
婚活・・・自分は絶対にしたくないし、しないけど、話として読む分にはおもしろい。しかし、婚活して、結果、婚活疲労症候群なんていう病気になってしまう人が少なくないって、ある意味衝撃的ですね・・・ 確かに、婚活サイトに登録して、気に入った人にメールを送っても無視され続けたり、誰からも申し込まれなかったり、デートできても二度目が無かったりが続くと、自分はそんなダメな人間なのか！？と思う気持ちもわからなくはないですけど・・・ でも、なんだかなぁ・・・って感じがします。2015/02/18
