内容説明
女王様ネコ“しい”と御歳18歳の老猫“ビー”。今日も我が家はてんやわんわ。ネコと接して親馬鹿ならぬネコ馬鹿になることを、「ネコにやられた」という。これは、天下のネコ馬鹿が贈る、愛と涙もたっぷりのユーモアあふれる傑作猫エッセー。
目次
私が「かあちゃん」よ。
「助平じじい」なネコ。:化けネコの末裔かも。
「うしろあしのび子さーん。」
しいのプチ家出。
お土産くわえて深夜帰宅!?
食のチャレンジャー。
摩訶不思議な生き物。
おまたが冷え性!?
これが無償の愛かしら。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
89
85/100点 群さんの飼い猫"しいちゃん"と、お隣の老猫"ビーちゃん"の日常を描く猫エッセイ。やっぱり群さんのエッセイ上手いですねぇ。最近の群さんのエッセイは健康ネタばかりになっているので、またこういう猫中心のエッセイを書いて欲しいなと思います。この作品、女王様気質の"しいちゃん"の賢さに感心したり、隣の老猫"ビーちゃん"の惚けっぷりに癒されたりと、本当に面白く読めました。その"ビーちゃん"が19歳で亡くなってしまった話しには、自分にも17歳のお婆ちゃん猫がいるので重ね合わせて、つい涙してしまいました。2018/04/13
まめ
23
笑いあり、涙ありの猫エッセイ。しいちゃんが、他の人間になつかない女王様気質で、うちの子に似ていて、可愛い子だなあと思いました。わたしは、わたしにだけ甘えてくれるの、とっても嬉しいけどなぁ。動物の介護は、他人事ではないので、そのときがきたら、できることはなんでもしてあげたいです。2014/04/20
カール
20
群さん家の飼い猫しいちゃん&お隣の飼い猫ビーちゃんのお話。女王様気質のしいちゃんと群さんとのあれこれは、まさに子育てと同じだ〜って感じ。でも、どんなに手がかかっても自分だけを頼りにしてくれるしいちゃんが可愛くてたまらないのが伝わってきます。おじいちゃん猫のビーちゃんとのあれこれは、笑いあり涙ありでした。年をとって手がかかるけど、許してしまう気持ち分かるな〜2016/05/16
ラクダ
18
群さんの飼い猫の『しい』♀を題材にしたエッセイ・・・『しい』の名の由来は隣に住んでいる友人の飼い猫が『ビー』♂と言う名でB→Cとなったそうな・・・話はもっぱら『ビー』と『しい』の話だ・・・高齢で痴呆の気ある『ビー』をやさしく見守り・・そして看取る。群さんと友人の飼い主そして『しい』・・・・群さんは猫と会話が出来るのかと感心する・・その表現がまた可愛いのです。猫好きにはおすすめです。よみやすさ◎2014/06/03
流花
14
群さんと飼い猫しいちゃんの日常話。猫好きにはたまらない1冊… 猫相手に喧嘩したり、説教したり同意を求めたり、あ〜やるやる!っとニヤリ、または吹き出したり、面白いです。でもお隣の猫ビーが亡くなった話は群さんの本に度々登場していただけに、ホロリとしてしまいました。2013/12/29