内容説明
うつわと和菓子と源氏物語。1冊で3倍楽しめる!こんな本、ありそうでなかった!
目次
第1章 かがやき(桐壺;帚木 ほか)
第2章 ゆずりは(若菜上;若菜下;柏木 ほか)
第3章 宇治十帖(匂宮;紅梅;竹河 ほか)
著者等紹介
梶裕子[カジヒロコ]
うつわや あ花音主人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Odd-i
15
京都で月に一度おこなわれている源氏物語購読の会「紫香の集い」は、出席者への呈茶から始まります。毎回の物語の内容に応じ、創意工夫がなされた主菓子が「うつわやあか音」を営む著者の梶裕子氏の目で選ばれた器に盛られます。 物語を始めるのは紫式部が美しく実をつける頃。菓子は紫式部の実を乗せたきんとん。器はお話を読み進めていくワクワクした気持ちを込めて黃釉の華やかな土器皿に……と、源氏物語を読んでいれば勿論なのですが、美しい写真に簡潔なあらすじも付され、未読の方にも口福を感じるひとときとなること請け合いの一冊です。 2020/07/11
遠い日
12
「器」と「和菓子」と「源氏物語」の3本立て。2014年10月から始まった月に一度の源氏物語講読の会での呈茶における和菓子と器を紹介した贅沢な本です。京都らしい矜持が伺えるすばらしく上品で奥ゆかしい印象にうっとりします。2021/05/05
才谷
3
京都らしい抽象的な形をした和菓子、源氏物語の話に沿って作られていて上品さと美しさを兼ね備えている。使われている器もお菓子を一層映えさせていて良い。2020/11/07
蓮
0
コンセプトは好きだしお菓子も器も美しいのだけれど、圧倒的に情報が少なくて消化不良ぎみ。せめてお菓子の断面図やその味わいについての記載が欲しかった。2020/10/16