知的生きかた文庫
芭蕉のことば100選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784837985808
  • NDC分類 911.32
  • Cコード C0130

出版社内容情報

「人生は“かるみ”だ」――
1日1ページ、心がスッと晴れていく

芭蕉の一句、俳文のふとした言葉には、
自然の姿といのちの光が、ふりそそいでいる。
その輝きが、すっかり自然を忘れ果てて、
無気力で怒りっぽくなった人の暗い心に、
ぽっと、ランプのような小さな明かりを、点火する。 ――著者

「世の人の 見つけぬ花や 軒の栗」
「高く心を悟りて、俗に帰るべし」
「身にしみて 大根からし 秋の風」
「何事も、何事も、御楽しみなされ」
「いざ行かむ 雪見にころぶ 所まで」
……など、芭蕉のハッと気づかされる一句、
ふと心が軽くなる言葉を、味わい深い解説つきで紹介

内容説明

芭蕉が教えてくれる「小さな悟り」。たった17文字に凝縮された「人生の要点」。

目次

第1章 「大事なもの」にハッと気づく―26語(「小さな存在」に気づく;「変化」を楽しむ ほか)
第2章 ふと「ものの見方」が変わる―23語(人生は、短い;「物欲」を小さくする ほか)
第3章 人生がもっと深く、面白くなる―24語(気楽に、楽しく、うれしく過ごす;心を静かに保つ ほか)
第4章 「どう生きるか」が見えてくる―27語(「理屈」を脇に置く;うぬぼれない ほか)

著者等紹介

境野勝悟[サカイノカツノリ]
1932年、横浜生まれ。円覚寺龍隠庵会首。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶禅一味の茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育と比較研究を重ねる。1973年、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。1975年、駒澤大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催し、経営者、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広く人気がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ikedama99

7
朝に読む本。1日1つずつ読み進める。芭蕉といえば「奥の細道」・・くらいしか印象がなかったが、書いた文章もたくさんあり、その中から俳句や短文を取り出してくれる。いろいろと思うことがあった。拾った句や文章もある。  「今このときを、こいざらめ」  「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」 また時々読もう。2025/04/10

ポメ子

5
芭蕉のことば100個に触れる事ができた。それを元にした啓発本のような印象を受けた。2022/05/10

良さん

5
芭蕉の、俳諧という芸術上のことばが、境野氏によって奥深い禅語・法語に転換する。というより、もともと芭蕉のことばには、哲学的な要素が包含されていたのかと思い至る。 【心に残った言葉】「大事なもの」にハッと気づく/ふと「ものの見方」が変わる/人生がもっと深く、面白くなる/「どう生きるか」が見えてくる(4つの章名)2019/04/05

良さん

2
再読本。【読後感】パッと開いた1頁がじんわり心に響いてくる。「頑張る前に休んでおく」しばらくは滝にこもるや夏の初め。句と標題がぴったりと合っている。また、今の自分とも。 【心に残った言葉】頭と心の疲れを、もし、スッと解消したかったら、どうしたら、いいのか?/自然の大きないのちを、もっと、もっと、大切に扱ってみることだ。/自然のありのままの姿を、ジーッと、よく見つめて、喜び、学ぶことだ。(はじめに)2023/06/01

文々

0
芭蕉の俳句のみならず言葉から、生きていく上で大切なことや忘れていたことを悟っていく本。和訳なのか解説なのか芭蕉が言ったことなのか筆者が言っていることなのかがページごとに違う上に主語がないため、とても分かりにくかった。良いことが書いてあるのは分かるけれどもさらっとしかか書かれていないので読みやすい反面、あまり心には響かなかったし残らなかった。もう少し深堀して丁寧に説明されているといいなぁと思った。めちゃくちゃ忙しくて本を読む時間がないけれど心を落ち着けたい時におすすめ。2022/01/13

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