ぼくの名前はズッキーニ

個数:

ぼくの名前はズッキーニ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 356p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866470429
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

ある日、不幸な事故で、母を亡くした幼い少年・ズッキーニ。ひとりぼっちの彼を待ち受けていたのは、養護施設「レ・フォンテーヌ」の仲間たちと、ひとりのやさしい警察官だった。

著者等紹介

パリス,ジル[パリス,ジル] [Paris,Gilles]
1959年パリ郊外生まれ。作家・編集者・ジャーナリスト。1991年に親子の関係をテーマにした小説、『Papa et maman sont morts(パパとママは死んだ)』でデビュー

安田昌弘[ヤスダマサヒロ]
京都精華大学ポピュラーカルチャー学部教授。翻訳家・社会学者。英レスター大学で日仏音楽産業の研究を行いPh.D.(博士号)取得。現在は日仏のローカル音楽シーンについて研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

116
主人公がこだわる呼び名「ズッキーニ」には、フランス語で「石頭」「のろま」という含みがあるという。ピストルで打ってしまった母親が彼をそう呼んでいたのだ。彼が入ることになった養護施設で暮らす、愛すべき子ども達。彼らの背中に取り憑く荒涼とした生い立ち。「おれたちはだれも摘みたがらない雑草の花みたいなもんなんだ」。お互いを思う心。小さなケンカ。混じり気のない結晶のような恋。すべてが、本当にすべてが愛おしくてたまらなかった。現実は現実のまま物語は終わる。あどけないズッキーニが、母を殺した事実と向き合う未来を思う。2018/02/22

藤月はな(灯れ松明の火)

82
ストップモーション・アニメ映画の原作。子供たちが抱える事情はヘヴィーだ。閉じた環境での親からの虐待、親自身も堕ちれば堕ちるだけの社会の歪みや偏見、どうしても逃れられない人間関係の柵なども絡み合っている。それでも養護施設に来る事で仲間や信頼できる大人(勿論、注意すべき大人も!)ができ、「普通」の子供の幸せを体験し、恋を知るズッキーニ達の姿はとても伸びやかだ。特に養護施設から引き取られる時、シモンから殴られたのに許す場面に胸を打たれました。皆、聡くていい子だけど、現実は覚悟が必要で厳しい。映画、絶対、観ます!2018/02/27

myc0

22
あまり良くない家庭環境で育った主人公ズッキーニ(=イカール)が、不慮の事故で母親を失い、孤児院で過ごす物語。文体と、あまり起伏のないストーリーで読みにくかった。でも、この単調で穏やかな日々で育まれていくもの、たまにはっと心を掴まれる表現がよい。9歳にしては少し“足りない”ズッキーニにいらいらしながらも、“ズッキーニ”の意味を知って納得。親子は難しい。愛情って何だろ。それでもいいの?分からないな。特に、シモンには幸せになって欲しい。2019/05/25

ブラックジャケット

9
育児放棄されている9歳の少年ズッキーニが誤って拳銃を誤射、運悪く母親に当たってしまいアウト、刑事レイモンの手で孤児院に入れられる。かなり悲惨な出来事だが、そこは児童書九歳のあっけらかんとした視点で語られる。舞台は孤児院レ・フォンテーヌ。ここに集まった児童たちが役者ぞろいで引き込まれる。シモンは情報通でかなりのワル。後から入ってきた女の子カミーユの身の上も慄然とする。浮気が原因で父が母を殺して自殺、預けられた叔母からは虐待。そんな孤児が明るく生き始める。愛情をそそいだのがロージーと刑事レイモン、幸せに。 2019/12/31

よぽ

7
「ママが縫い針や繕わなきゃいけない心で自分をなぐさめていたのは、どうやって『愛してる』って言えばいいのかよくわからなかったからなの。」不幸な境遇の子供たちが彼らなりに考え、納得している様子で胸がつまる。2018/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12452627
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。