新潮文庫<br> ここに物語が

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新潮文庫
ここに物語が

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101253473
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

人は人生のそのときどき、大小様様な物語に付き添われ、支えられしながら一生をまっとうする――。『二十歳の原点』『木かげの家の小人たち』『あらしの前』『百年の孤独』。作家・梨木香歩は、どんな本に出会い、どんなことに想いを馳【は】せ、物語を紡いできたのか。過去二十年に亘【わた】り綴られた、数多【あまた】の書評や解説、そして本や映画にまつわるエッセイを通してその思考を追う、たまらなく贅沢な一冊。

内容説明

人は人生のそのときどき、大小様様な物語に付き添われ、支えられしながら一生をまっとうする―。『二十歳の原点』『木かげの家の小人たち』『あらしの前』『百年の孤独』。作家・梨木香歩は、どんな本に出会い、どんなことに想いを馳せ、物語を紡いできたのか。過去二十年にわたり綴られた、数多の書評や解説、そして本や映画にまつわるエッセイを通してその思考を追う、たまらなく贅沢な一冊。

目次

1(伝えたい一冊;今週の本棚;愛書日記;マンスリー・ブックマーク;子どもの本三冊;一瞬の火のような物語;小学生の頃、読んだ本)
2(小さな人たちのいる場所―映画「借りぐらしのアリエッティ」;「曲り角のさきにあるもの」を信じる―村岡理恵『アンのゆりかご』文庫解説 ほか)
3(今読む名作・話題作;和田稔さんのこと―群れにいると見えないこと ほか)
4(「犯しがたさ」と「里山脳」―特集 日本人の自然観・死生観;金子文子『何が私をこうさせたか』 ほか)

著者等紹介

梨木香歩[ナシキカホ]
1959(昭和34)年生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

94
比較的作品を読ませてもらっている梨木さんが今までに読んだ本についての読書録です。本当に本をいとおしんでいる感じが現われています。また読んでいてその読書姿勢などが感じられこちらもゆったりとした気持ちにさせてくれます。また私の読書領域とあまりかぶっていないので参考になります。読みたい本が増えます。2025/03/21

kaoru

76
梨木さんが「かつて読み、深く心動かされた感銘を受けた本」をまとめた一冊。どのページにも深い洞察を感じる。人間らしい生活を求める彼女の姿勢は不正への怒りに繋がり「救らい法」の制定に携わった米田健輔医師や同調者への憤りを描く『ハンセン病と自由について』には新たな視座を得たし『わだつみの声消えることなく』の和田稔の苦悶を記す文にはコロナ下での2021年の東京オリンピック開催時に「昔の亡霊のような言葉」を聴いた驚きが記される。巻末近くの『完全版 チェルノブイリの祈り』『コヴィッド−19人として』には原子力や→2025/03/19

のぶ

70
梨木さんが過去20年にわたって綴られた、数多の書評や解説、一部本や映画にまつわるエッセイをまとめた一冊。全体を読んでみて、紹介されている本は知らない本ばかりで、ものの見事に読んでいない。自分の日頃の読書の偏りを痛感させられた。内容については、読んでいないので評価しづらいのだが、文章は格調高く、豊穣な気分にさせられるもので、読んで損はなかったとの気持ちを持つ事ができた。様々なジャンルの中で、梨木さんがどんなことに想いを馳せてきたかがよく分かった。今後の著作を読むうえで、大いに参考になる良書だった。2024/06/17

tamami

59
2021年刊行の元版で読む。積ん読本のささやかな解消と思って手控えを見たら、なんと既読になっている。書評本ということで読み飛ばした故に、その時は印象に残らなかったということか。今回再読?してみて、本書の全体を通して、作家梨木香歩の拠って立つ処を強く印象づけられた。ハンセン氏病患者収容施設・長島愛生園についての記事に、小川正子、神谷美恵子という名前を目にして衝撃を受ける。世の中に絶対的な善はないのだと思う一方で、一読友さんが書いたレビューを読み、書物の中にのみ真実があると思うことの危うさも感じたことだった。2024/10/28

Shun

30
梨木香歩さんが本について語るエッセイ集。いろんな作家さんの書評やエッセイを読んできましたが、梨木さんの本の選び方には独特の審美眼があるように思います。古典の名作も何点か書評されていますが、それ以外のラインナップは普段私が見過ごしているような本ばかりです。選書の方向性もエンタメなどの大衆向けでないあたりが本好きの中でも玄人感があり好印象。本との出会いは一期一会。著者がダブリンの書店で購入したという英国のアナグマに関する「アナグマ国へ」との出会い等。この本を窓口に新たな本との出会いが待っているかもしれない。2025/04/06

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