出版社内容情報
彼らの「頭の中」を知ると、歴史ドラマはさらにさらに面白くなる!
藤原氏はなぜ、千年にわたる巨大権力を手に入れられたのか。
鎌足、不比等、そして道長……一族の「シナリオ」とは?
・なぜ、「不比等には触れてはならないことがある」と書かれているのか
・藤原が当時「トウゲン」と呼ばれていた理由は
・なぜ、江戸時代まで日本の公文書は「漢文」だったのか
・柿本人麻呂、山部赤人の名に「人」が入っているのは
・なぜ、「前方後円墳」だった古墳が急に「八角墳」に変わったのか?
・平城京、平安京──「藤原京」だけが人名なのは
・なぜ、神社には「赤い鳥居」と「赤くない鳥居」があるのか
藤原氏は権力のために手段を選ばず、天皇、皇室すら思いのままにした。だからこそ真実は闇に葬られてきた。今に残る神社仏閣、遺跡、古文書を「一本の線」でつないでいくとその秘密は明らかになってくる(園田豪)。
内容説明
歴史の「なぜ?」を読み解くと、深慮遠謀が見えてくる。本当に「君主と臣下の関係」?―なぜ、中大兄皇子が戦っている時、臣下の鎌足は後ろで「見ていた」?実は、先祖代々のやり方を踏襲しただけ?―なぜ、「前方後円墳」だった古墳が急に「八角墳」に変わったのか?歴史書は捏造された?―なぜ、「不比等には触れてはならない」と記されているのか?「反体制側」は抵抗しなかった?―なぜ、柿本人麻呂は「いろは歌」を残したのか?
目次
はじめに 日本史に忽然と現われた藤原氏が描いた「シナリオ」とは
1 暗躍した「歴史的人物」たちの謎
2 「古文書」に埋め込まれた謎
3 「詠まれた歌」が隠し持つ謎
4 「歴史の舞台」場所・地名の謎
5 「事件・暗殺」の謎
6 今も日本と日本史に残り続ける謎
おわりに 歴史の真実を知らせる「サイン」はここにある
著者等紹介
園田豪[ソノダゴウ]
1948年静岡県生まれ。日本古代史歴史家。伊達政宗公以来の伊達藩士の家系であり、岡倉天心の姪を曾祖母に持つ。東京大学大学院理学系研究科修士。石油開発会社勤務時代、サハリンやオマーンの油田開発に携わる。石油開発の専門家として、東京大学工学部(非常勤講師)で『石油地質』を教えた。早期退職後、著述の道に転身。理系の情報分析手法を適用して日本の古代史を再解読。「歴史を科学に」をモットーに、その迷路、暗号の科学的解明に挑んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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