内容説明
知識はネットで身に付くが、教養は本からしか手に入らない。カリスマ国語講師による読書のススメ。
目次
序章 本を読む人だけが成功の芽を育てている
1章 本を読む人と読まない人の間に生まれている格差
2章 読書が「成功脳」に変える
3章 私の読書体験―論理に行きつくまでの体験
4章 論理力を身につける読書法
5章 ロジカルリーディングで脳力アップする
6章 論理力を活用する
付録 これだけは絶対に読んでおきたい本
著者等紹介
出口汪[デグチヒロシ]
関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位修得後退学。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショウジ
22
読解力についての教えは著者の教えが一番だと思っています。その方の書いた読書術の本です。著者の読書術は「論理的に読むこと」につきます。本書でもロジカルリーディングについて説明されています。私的には付録に出ている「これだけは絶対に読んでおきたい本」をいつかは読みたいと思いました。2020/12/13
月の実
18
「論理を知って読むのと知らずに読むのでは、本という果実から受け取る栄養が全く違う。」この一文、私にはかっちりはまりました。本を何気なく読んでたなぁと実感、表面的な形に惑わされてました。ロジカルリーディングで訓練して、もっと本が深く理解できるようになりたい。あと、文章を書くときの骸骨(要点)と背骨をまず明らかにして肉付けして書くことも意識したい。なにより、自分が感じていることなどを上手く言葉にして整理できるようになるのが目標。今後も日々読書に励もうと思う。2021/08/11
kubottar
16
3浪していたことに驚いた。まともな人生は歩めないから文学に傾倒していき、最終的に大学で博士号をとる・・。その生き様が面白かった。2019/06/08
せっちゃん
15
読書術の本にはどの本を見ても古典を読むように薦めているので、とりあえずブックオフで江戸川乱歩、夏目漱石、三島由紀夫を購入した。2023/01/02
アルカリオン
13
P165- 《精読というと、ゆっくりと読むことだと思われている▼国語の授業では10分かそこらで読める短い文章を、1週間も2週間もかけて読み込んでいく。だが、深く読み込めたかというとそうではない。かえって内容がわからなくなってしまう▼ゆっくり読む事は精読ではない。単に頭の回転が止まっているだけだ▼真の精読とは、素早くかつ正確に文章を読み取り、それをゆっくりと鑑賞することだ▼その点では表面的には速読に近いのだ》2022/02/27