内容説明
「内観法」で全国に名をはせた専光坊は、“おかげさま”を知る場所であると同時に、“ありがとう”を悟る道場でもある。本書の感動のドラマは現代そのものに、強烈なインパクトを与えずにおかないだろう。
目次
第1章 内観は修羅の母娘に何を教えたか(「寺なんてごめんだよ、ババァ!」;絶望の淵から―いじめ、シンナー、家庭内暴力;母親は砂利の上に正座した ほか)
第2章 “救い”を実践する内観法の秘密(内観って何だ?;吉本伊信師との出会い―内観教育研修所;「もう酒はいらんのや」 ほか)
第3章 迷い、あがき、悩み続けたわが半生(私は貧しい寺の二十三代目;火葬場で抱えこんだ“生と死”の大命題;念仏で本当に人は救われるのか? ほか)
第4章 懺悔念仏がもたらす「悟り」の境地(専光坊は人間の修理工場じゃない;死の床で父が言った「おまえと親子になって良かったよ」;なぜ少年は一カ月で変わったか ほか)
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- 和書
- 怪集蟲 竹書房文庫