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竹書房文庫
怪集蟲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812438909
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0176

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hannahhannah

9
虫にまつわるホラー短編集。三つ収録されていた。表紙はしっとりしているが、内容はゲロゲロなホラー。狂気に蝕まれた愛や嫉妬が暴走する悪夢のような情景はPIG DESTROYERのJ.R.Hayesが書く歌詞の世界観と酷似していた。「あなたを待ち侘びて」の救いのなさが良かった。2016/08/22

yamakujira

8
松村進吉「小春小町」、つくね乱蔵「あなたを待ち侘びて」、深澤夜「父と子と精霊と」の3編収録。「小春~」は年若い愛人を殺してしまう中年男の狂気をえがく。九相図に感化されたにしても狂気の発動が唐突すぎるな。「あなたを~」はグロテスクな描写に頼りすぎだし、虫の役割も弱すぎる。両手をあんなにしといて携帯電話を操作できないでしょ。「父と~」は着想がおもしろい。寄生虫の感染が広がれば平和になりそうだけれど、生き残った人々の人間性が怖いかも。どれもホラー小説なのに、恐怖よりも嫌悪感を煽るだけだなぁ。 (★★☆☆☆)2017/12/01

もかすけ

3
こりゃまたグロいぃぃぃ。。。 読者を恐怖させるためというより、作者の自己陶酔のためという気がする。2016/12/27

higurashi

2
内容としては『神と子と精霊と』が一番面白かった。各作品共通の感想としては、グロに走りすぎ・殺せばいいってもんじゃない・動機が不明瞭、などといった点が挙げられるが、「各作者が恐怖する作品」という指示と、縛りルールを読んで納得。というか、それなら仕方ないかな、といった感じ。個人的には、人の精神の内側からジワジワとくる「蟲」や「狂気」の話もアリだと思ったんだが。2011/05/23

オズ

1
蟲達がうごめく見た瞬間「ウヒャー」と叫びたくなるような怖い話。一応どの話も微妙に前作にリンクする伏せんを繋いでたように思えるんだが、気のせいかな…。とりあえず「あなたを待ち侘びて」は主人公は酷いです。いろんな意味で女の敵…。同性だけど2013/06/03

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