内容説明
幸せな満州での少年時代、そして戦争、引き揚げ、貧困、挫折、成功、病い、本書は、ただ一人の男の自伝に止まらず、日本人の昭和史でもある。忘れがちな父母への感謝、家族の絆、仕事への熱情、熱烈なる父親讃歌がここにある。
目次
第1章 父母の遺稿に依る発掘
第2章 幼少の頃の父と満州電業
第3章 中学校への入学
第4章 赤い夕陽の錦州(十四才)―錦州中学校同窓会誌へ投稿
第5章 終戦後一年間の撫順とソ連軍―安東中学校同期会へ自費出版
第6章 大牟田での暗黒生活
第7章 康彦の仕事と成長
第8章 新しい仕事への出発
第9章 父の就職と生涯
第10章 康彦の電気家としての出発
第11章 三栄電気工業での活躍
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