出版社内容情報
読んではいけない
経済アナリスト・森永卓郎が命を賭して政財界のタブーに挑んだ一冊。
自民党政権と財務省の禁断の関係、きたる株価暴落と令和恐慌の兆し、テレビ出演を通じて知ったメディアの暗部、そしてがんで分かったお金と健康の真実まで、誰にも忖度せず日本の闇を喝破する。
さらに経済書からルポタージュ、歴史書まで森永卓郎が選んだ「名著25選」も紹介。真実を見抜く目を養う良書を読み解く。
「もうすぐ死ぬ私には、恐いものがない。誰も言ってこなかったタブーを詳らかにすることこそ、私の使命である」――森永卓郎の最後の問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
82
余命4ヶ月を告げられてから1年以上にわたって、執筆活動、番組出演など多くの仕事をされた森永さん。医師がかけた言葉は「免疫量は健康状態に比例するが、免疫の3割はどれだけ前向きに生きるかという精神面の要因に左右されるんですよ」でした。この本には24年11月に『週刊ポスト』で始まった連載が収録されています。森永さんが命がけで綴った最後のメッセージ。書評委員も務められ、亡くなる直前まで珠玉の一冊を紹介し続けた。その中からの教養を深め真実を見抜く目を養う厳選25冊も収録されています。少しずつでも読んでいきたいです。2025/12/07
さちこ
46
ゼミの学生と新著を大切にされた。使命を全うされた。テレビで見てた頃の親しみやすい笑顔が浮かぶが、知りたくない真実がいろいろある事を教えて下さった2025/05/19
読特
43
自民党と財務省、官僚組織に金融村。巨大利権の触れられない暗部。生きているうちに書き残す。バブル崩壊を予言して逝った著者。5月も半ばを過ぎ、日経平均はまだ高い。一時落ち込みはあったものの、3,000円は見えてこない。果たして本書の信憑性は?…身になるように解釈できなければ、どんな金言も役に立たない。読んではいけないのは、自分に落とせない人。一度の人生。言いたいことは言い、食べたいものは食べる。ラーメンにケーキに煙草。84歳の平均寿命で、67歳は若かった。…自分はもっと長く生きたい。でも、やりたいことはやる。2025/05/20
空のかなた
27
24年11月から週刊ポストの「読んではいけない」、森永卓郎さんが命懸けで綴った連載。官僚組織の裏側、石破政権の行末、老後資産2000万円の嘘、竹中平蔵の騙しの神技等、そのジャンルは幅が広い。「書いてはいけない」と合わせて読む事を薦めたい。そして国に騙されないためには良質な書籍に触れることこそ近道と言う著者が選んだ名著25選は圧巻。今まで自分のアンテナにも、メディアの書評にも引っかかる事のなかった名著。この章だけでも読んだ甲斐があった。今、先行きが見えずらい現代からこそ読んでおいて良かったと思った。 2025/08/31
まー
16
本著を手に取った時に構成がなんか変だなと思ったら週間ポスト連載中に亡くなられたんですね 森永卓郎さんの生き様は尊敬しています「このまま死ぬまで突っ走る」とおっしゃっているのを聞いて男の中の男を感じました2025/10/19




