内容説明
童話のタブー「死」と「にくしみ」を真っ正面からとらえた意欲作!作者は「愛」を信じて作品をみがき続けてきた。
著者等紹介
大海赫[オオウミアカシ]
1931年、東京・新橋生まれ。早稲田大学大学院仏文研究科修了。長く学習塾を経営。やがて、童話制作に専念。多摩センターで「リサイクルショップ魔女」を営んでいる。第44回児童文化功労賞受賞
西岡千晶[ニシオカチアキ]
三重県津市生まれ。大学で染色を学ぶ傍ら、実兄と組み・西岡兄妹・の名で、1989年コミックモーニング(講談社)よりデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奥山 有為
7
「ランドセルは魔女」しか読んでなかったけどこれもキツい本だった。闇。2020/06/02
R氏
2
死んじゃえとか平気で言える大人になってしまったけれども、身近な人の死を怯える子供だったことを思い出した。2012/03/23
あさこ
1
母親を亡くした子供と、幼くして亡くなった子供のお話。子供が読む童話としたらちょっとショッキングかもしれません。幻想的なお話なんですが、内容よりも大人の空々しさになんだかぞわっとしました。もちろん中身もとても魅力的です。可愛いんだけど怖い、なんだか呪われそうな絵も世界観に合っていると思います。2009/04/01
和衛門
0
素直に感動した。死んでしまった子供たちの悲しみ、残されたものの悲しみ。そこにつけこもうとする「黒い風」。冬の朝のしんとした静けさの中、太陽が出てきてだんだんと暖かくなる。そんな印象を受けた本でした。2015/01/24
はるの
0
こんな児童文学があるんだなあ。絵がすてきだ。2012/11/28