著者等紹介
まえがわかえで[マエガワカエデ]
中学3年生のとき事故で右足を切断。ライブ会場に出かけるため義足歩行を習得する。パラ・アスリートの大西瞳に出会い、チャレンジ精神が生まれ陸上競技を始める。2016年リオデジャネイロ・パラリンピックで走り幅跳び4位、100メートル7位。東京パラリンピックで走り幅跳び5位の成績を残す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
15
知人から、「パラ陸上の前川楓選手が絵本をつくっている」と聞いた。検索したら、隣市にあったので、予約。朝、起きて、片足跳びのケンケンでトイレに行くくうちゃん。靴下を履くように、自然に義足を付ける様子が描かれる。片足を失った辛さや義足の大変さはなく、ごく当たり前として、日常を描いている。きっと前川選手自身がこんなふうに、前向きに生きているのだろうな。絵は、切った紙(布?)を貼っている感じがする。シンプルでかわいい。2023/06/23
ヒラP@ehon.gohon
14
パラリンピックのパリ大会にも出場した、パラ陸上のアスリートが、東京大会の時に出した絵本です。 義足のことを知ってほしかったということが、きっかけだそうです。 義足の装着の仕方がわかりますが、何よりも義足を着けたら、健常の子たちと同じだよとアピールしたかったのでしょう。 事故で脚を失った悲しみ辛さを乗り越えた、たくましさに裏打ちされているとは言え、特別視しないで欲しいという、メッセージも込められているように感じました。 身の回りに、どれだけ障がいを持った人たちがいることでしょう。2024/10/26
ヒラP@ehon.gohon
8
【再読】大人のための絵本2024/11/14
Yuka
3
パラ陸上の前川楓選手の絵本。 義足のくうちゃんの朝の風景。とてもシンプル。これが日常なんだなぁと思うから特別なものとしてじゃなくて絵本の一つとして自然に子どもたちが出会えたら障害に対しての見方が変わるのかなぁと思った。2022/01/01
AKIRA
1
義足とともに生きる何気ない姿を優しく伝えてくれる絵本。 元気に出かけていく後ろ姿に行ってらっしゃいと声をかけて見守る目線になった。 くうちゃん可愛い! 家族の笑顔も嬉しい。その光景があるからこそ不自由さが先に立たず朝の希望に繋がっているんだろうな。 多くの人に読んでほしい。2024/08/27