内容説明
人生を、そして社会を豊かにするために使う「お作法」を身につけるための法学入門。「学びのお作法」「法律のお作法」「社会のお作法」法学の師範が誰よりもわかりやすく稽古をつける。
目次
1 法律学習の作法(法律学習の心得:リーガルマインドのありがたいご利益って?!;法律学習の道具:無料で調べることができるってホント?!;法律学習の意義:強制力があるから法律は法律たりうる?! ほか)
2 法律の常識(法律の常識(全体像をつかむとグッと理解が進む?!;関係性をイメージするともっと理解が進む?!)
裁判の仕組みと判例を知る:人生のドラマをのぞいてみる?!
法律ができるまで:法律は汗と涙と知恵の結晶です! ほか)
3 法律の役割(医療保険と年金:病気や老後はどうしたらいいの?!;労働法:働く私の味方?!;民法と消費者法:普通に生活しているだけでお世話になっている?! ほか)
著者等紹介
吉田利宏[ヨシダトシヒロ]
元衆議院法制局参事。1963(昭和38)年神戸市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、15年にわたり、法律案や修正案の作成に参画。現在、著述、講演活動の傍ら、自治体において、政策法務研修講師、議会アドバイザー、各種審議会委員を務める。早稲田大学エクステンションセンター講師、議会事務局実務研究会呼びかけ人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ま
14
知識の確認に。のつもりだったがまさか年金の話も載ってるとは。法学のあらゆるジャンルを薄く広く、といった感じ。スカートをめくる手を払うのが自衛権行使、その男子を打ちのめすまでやっちゃうのが自衛戦争だそうな。なるほど。2021/03/24
YJ
5
サクッと読めた。法律による行政の原理:国民の権利を制限したり義務を課したりする場合などは、必ず法律という根拠が必要であるという考え方。2017/05/13
きんぞう
3
取っつきにくいと思っていたイメージの法律を、初学者でも分かりやすいように理解させてくれた本。世間話の様な本当に身近な例による解説は、頭の中にイメージとして入りやすく、法律がいかに生活に密切に関わっているのかを知ることにもなった。また、一般的な意味と法律で言う意味が異なる言葉の説明は、法律を全く学んだことのない自分には新鮮だった。お作法は全てが身にしみて使えるからこそ意味があるものだと思う。法律を学ぶためには、読み返して自分の中に落とし込む必要があると感じた。2019/06/26
りりあん
2
☆☆☆☆2021/10/12
Masaki Sato
1
同氏の「法律を読む技術・学ぶ技術」のエッセンスが半分。法律科目のさわりの部分が半分。ちょっと古いが各章にブックガイドがついているのでそれをベースに読み進めていくのがいいかも。2020/11/23