感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
55
153冊目『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん Season12』(服部昇大 著、2024年11月、ホーム社) 今巻ではトンデモ邦画のみならず、黒澤明の『生きる』や松本清張原作の『砂の器』など、往年の名作も取り扱う。歴史的な大作を斜め上の角度から読み解くその視点に感心しつつ、面倒なファンに見つかったら大変なことになるだろうなという余計な心配も覚えてしまう。 「実写改変」編は笑いだけではなく創作論としても秀逸。新キャラ・ヨミーとマリアのシスターフッド感、好きっ! 〈都合⁉︎〉2024/12/19
わたー
17
★★★★★今回はやはり、原作のある作品の映画化についてが印象に残った。映画化、特にマンガが邦画になる際に起こりがちな映画オリジナルキャラを入れたり、主人公たちの年齢を引き上げたりといった映画化の悪しき風習あるあるから、こんな作品も映画化だったのかと思うぐらいのビッグタイトルの紹介まで、多岐にわたっていて面白かった。2024/12/01
龍田
9
今回も面白かった。ゲゲゲの鬼太郎の映像作品や実写映画の話が面白かった。わりかし最近の話の紹介が多かった印象。マリアとヨミーいいヲタク友達に成りそう。言われてみれば最近の物価で高校生料金でも映画観に行けるのは謎のバイトしてると思われるよな。2025/01/14
alleine05
9
ゲゲゲの鬼太郎の話が2本もあってそんなに鬼太郎大人気なのかと。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』は注目したこともあったけど、結局見に行かなかったんだよなあ。Netflixの実写版『シティーハンター』も気になるけど、前のフランス版が合わなかったからなあ。そして実写改変問題編が4話も費やす長編エピソードで笑った。たしかにネタに事欠かない話題だろうけどさ。2024/12/18
kawasaki
8
まさかの(?)黒澤映画2作も含む1冊。「邦キチ案件」なんて言い回しがtwitter界隈でできたように、対象となる映画そのものが「珍」のイメージが強いけれど、結構はじめから名作佳作にも言及はしてたもんなあ。映画を変わった視点から楽しみ論じる方向にも作風が拡張しつつあって良きかな。優れた実写化の話題で登場の『砂の器』、社会的なテーマは優れているけどなあ……との原作へのツッコミは入れず、原作改変脚本の話として選択と集中。新キャラ含め魅力も快走、濃厚なラブコメ要素には壁ドン(原義)不可避。2025/04/16
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