内容説明
幼少時より、強い自意識に苛まれ、人を恐れながらも愛を求め続ける葉蔵。堕ちてゆく魂の行方は…。太宰の最高傑作との評価も高い自伝的作品。
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909‐1948。本名・津島修治。青森県北津軽郡金木村(現・青森県五所川原市)の地主の子として生まれる。1930(昭和5)年、東京帝国大学(東京大学)仏文科に入学、井伏鱒二に師事、小説家を志す。1933(昭和8)年、同人誌「海豹」に発表した『魚服記』、『思ひ出』という作品で注目され、戦後は人気作家として多くの作品を精力的に発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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千木良
10
父が死に、僕は苦悩する能力を失いました。 今、僕には幸福も不幸もありません。 ただただ、一切は過ぎて行きます。 二十七年生きて、真理らしく思えたのはそれだけでした。2015/05/09
ごま麦茶
5
いつか読みたいと思っていたけれど、メンタルが引きずられるのでは、と先延ばしにしていたところ、漫画版を発見。物凄かった。始終息苦しかった。漫画だからイラストで見れるせいもあるかもしれませんが、漫画だからこそのマイルドな表現もあるかもしれません。文章になったらどんなに刺してくるんだろうとドキドキしました。やはりいつかきちんと原作の小説を読みたい。そのあとに、またこの漫画で、理解を深めたい。2024/07/23
いのちゃん
0
読んだのはこれじゃないけど、、、新潮文庫で調べても出てこないのでページ数が同じくらいのこちらを登録。私はメンヘラ脱却する!2017/06/08
絵具巻
0
文京区立真砂図書館で借りました。2013/06/09
絵具巻
0
文京区立真砂図書館で借りました。2013/11/13