内容説明
「本邦初訳」感動の第五部ついに完結!世界中で愛される最古のヒロイン、エイラの愛と勇気の物語。
著者等紹介
アウル,ジーン・M.[アウル,ジーンM.][Auel,Jean M.]
1936年、シカゴ生まれ。18歳で結婚、25歳で五人の子の母となる。エレクトロニクスの会社に勤めるかたわら、ポートランド大学などで学び、40歳でMBA(経営学修士号)を取得する。この年に、先史時代の少女エイラを主人公とした物語の執筆を思い立ち、会社を退職して執筆活動に入る。「エイラ―地上の旅人」シリーズは、『ケープ・ベアの一族』が発売されると同時にアメリカでベストセラーとなる
白石朗[シライシロウ]
1959年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。主な訳書に、スティーヴン・キング『ドリームキャッチャー』『回想のビュイック8』(新潮社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
62
ゼランドニーの一族が、一堂に会する<夏のつどい>多くのカップルと臨んだ「縁結びの儀」で、身に着けた衣装を含め、圧倒的に光り輝くジョンダラーとエイラ。まばゆさの陰で、妬み・嫉みの視線を向けるララマー・マローナ・ブルケヴァル・マドロンの4人。氏族との混血児ブルケヴァルの、歪んだ心がエイラに災いもたらしそうな予感。エイラを驚かそうと、ジョンダラーが密かに建てた新居。名実共に炉辺を囲むつれあいとなった二人に、女の赤ちゃん・ジョネイラ誕生。幸福続きの二人に代わり、災難被ったのは狼のウルフ。群れとの闘いでエイラから→2014/12/18
遅筆堂
17
シリーズ全巻読んだが、まだ話は終っていない。25000円くらいお金を掛けているのにどういうこと。ジーン・アウルも高齢だし、まだ先のストーリ書けるのか。この最終巻でてから5年経っている。それにしてもだ、旅が終わってから実につまらない。よくもこうダラダラと書けるものだと。どう終わらせるかという展開も見えない。未完で終わるのだろうな。とても残念。正直言って、児童書として翻訳された前シリーズの方が楽しめた。企画・発想素晴らしいだけに、くどいが残念に思う。2011/02/20
マッピー
16
エイラとジョンダラーが晴れて夫婦と認められるために儀式〈縁結びの儀〉がいよいよ始まる。そういう一族の大切な決まり事を行っている時、決まってアクシデントが起こって、エイラがそれを破ることになる。そして、「いや実は、この場合はこれで正解なのだ」という後付けの理屈でお許しが出る。そしてエイラの出産。今まで何度か夢の中でエイラの二人の息子が戦い、一人は命を失うというシーンがあったが、生まれてきたのは娘。エイラが最強すぎて、ちょっと読書のモチベーションが下がり気味。もう少し悩めるエイラを見たいのだけど。2025/02/20
punyupunyu
13
夏の集いで、晴れてジョンダラーのつれあいとなったエイラ。ひと夏を過ごし、九の洞に帰る。ジョンダラーが用意した二人の新居に感動するエイラ。これまでの流れでは、ひと波乱ありそうな出産も無事に終えて健康な女児を生んだ。第五部はこれで終了。この先、氏族がどのように物語にかかわってくるのか、ゼランドニアに属することを決意したことでどのような試練に立ち向かうことになるのか、、、。物語は最終の第六部に向かいます。2015/01/18
はっぱ
3
ジョンダラーの故郷に迎え入れられ、ゼランドニーの一族となり縁結びの儀を経て夫婦となり出産・・。ジョンダラーの故郷だが新しい部族に入る内容は今までと同じようなことの繰り返しが多かったから、新鮮味は少なかった。エイラのもつ神秘の力と異人&氏族の関係がどうなっていくのか、続きに期待。2013/09/15