出版社内容情報
「葬送の自由をすすめる会」が1991年に相模灘で日本初の「自然葬」を実施して以来、これまでに海・山・空で行われた自然葬は386回669人を数える。山を切り崩して墓を作り、高額な「戒名」を付ける――こうした習慣に疑問を持った市民は、自らの意思で遺灰を自然に還す運動を始めた。今や日本人の7割は「自然葬」を是認している。本書は、宗教・習俗・法律面からの検討に加えて「遺言の書き方」を収録するなど、市民運動10年の体験と知恵を集大成した。体験者の手記13編にもそれぞれの感慨がこもる。
内容説明
遺灰をまいたら法律違反?お墓は絶対に必要?死んだら遺灰にして、海に流すか山にまいてほしい―そんなことができるの?市民運動10年の体験と知恵を集大成。
目次
現代の生死と自然葬
生き死にの「我がまま」
葬送の自由と法律
自然葬のための遺言と葬送ノートの準備
私の死に支度
別れと追憶―私たちの自然葬
「葬送の自由をすすめる会」の歩み