出版社内容情報
自分の血液で溺死した女性二人。奇怪な連続殺人の捜査に当たるハリーだが、警察組織間の主導権争いの影響で、動きが封じられ…。
内容説明
ある事件の結果、心身に大きなダメージを負ったハリーは、警察を休職し、香港で隠れるように日々を送っていた。だが、そんなハリーを探して、オスロから刑事のカイアが訪ねてくる。自分の血液による溺死という奇怪な殺され方をした女性二人が相次いで見つかり、この連続殺人事件の捜査にハリーの力が必要だと言って―。ノルウェーに戻ったハリーの前には、更なる犠牲者が現れて…。
著者等紹介
ネスボ,ジョー[ネスボ,ジョー] [Nesbo,Jo]
1960年ノルウェーのオスロ生まれ。少年期にはサッカーに熱中しプロ選手を目指すも、膝を故障し断念、ノルウェー経済大学に進学。卒業後、就職する傍ら、大学時代から始めた音楽活動も続行し、バンドを結成。しばらく仕事とバンドを両立させていたが、やがて燃え尽き症候群のような状態となり、オーストラリアへ半年逃れる。この時初めて書いた小説『ザ・バット 神話の殺人』が「ガラスの鍵」賞を含む複数の賞を受賞、作家への道が開ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
73
まだ上巻を読む限りだが、最初に苦言を呈すれば、本作はネスボの前作「スノーマン」の流れを引き継いでおり、順番に出版されていない本シリーズは「スノーマン」の発売が2013年。さすがに詳細を覚えていない。シリーズ順でない弊害が出ている。そうは言うものの警察小説の魅力は本作だけでも十分に楽しませてくれている気はする。今回の事件は、自分の血液による溺死という奇怪な殺され方をした女性二人が相次いで見つかり、心身に大きなダメージを負ったハリーを香港から連れ戻して捜査に挑む。この先どうなっていくのか?感想は下巻で。2019/09/01
キムチ
42
全世界2800万部超の人気作家、ネスボ。ノルディック・ノワールというジャンルでネーミングされているそうな。これが5作目なんだけどね・・やはり肌が合わない。戸田さんの訳が好きになれない。もっともディカプリオでの映画化が決定されている(他の作品)らしく,一回スクリーンで見ようかと気はあるけど。上だけでリタイア★2019/10/08
Fondsaule
21
★★★★★ 話としてはスノーマンの続きになる。ハリー・ホーレもスノーマン事件ではかなりダメージを受けて香港に逃げ込んでいたわけだ。それを女刑事カイア・ソルネス1人で乗り込んで見つけてきてしまうのだからなぁ。組織間の問題で自由に捜査できないながら、真相に迫っていくハリー。そしてカイアが・・・ やっぱりハリー・ホーレシリーズは面白い。2019/11/23
わたなべよしお
18
相変わらず、流石なんだけど、「スノーマン」を先に読み返しておけば良かった。もう、5年位前だもんなぁ、スノーマン読んだの。もし、まだの方がいたら、やはり順に読むべきです。どっちにしても一筋縄ではいかないストーリー展開で期待を裏切りません。2019/08/08
ぬぬよよ
14
ノルウェー産ミステリは初めてですが、これは面白いですね。主人公のアウトローな感じも北欧の雰囲気にマッチしてます。奴が本当に犯人なのか❗️が気になるのですぐに下巻に行きます。2020/08/05