出版社内容情報
ある日、ぼくに届いた若草色のふうとう。差出人は、「信用第一 あなたの町の ヤマネコ不動産」とかいてある。「あなたにぴったりのお店を格安でご紹介。ただし条件あり」だって。なにかへんだが気になって物件を見に行くと、あらわれたのは小柄な男。ゴロゴロのどをならしながら「ヤマネコ不動産の猫山」と名乗り、なぜか、どんぐりなんかすすめてきて……猫山さんが紹介する3つのあやしい物件が、皆に幸せをはこびます。
内容説明
かさとぼうしの店くわの実堂/路地うらのレストラン/小さなぬいぐるみ工場。ドングリが大好物の猫山さんがおすすめする物件と、ふしぎな動物たちにまつわる3つのお話。読むとしあわせな気持ちになります。小学校中級から。
著者等紹介
藤重ヒカル[フジシゲヒカル]
千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、建築インテリアの仕事に従事するかたわら、飯野和好氏に師事。絵本・童話をかき始める。2017年『日小見不思議草紙』(偕成社)で、第50回日本児童文学者協会新人賞を受賞、ミュンヘン国際児童図書館ホワイト・レイブンズ選定。日本児童文学者協会会員
樋口モエ[ヒグチモエ]
愛知県生まれ。デザイン会社勤務を経てイラストレーターとして活動している。ねこをはじめ、さまざまな動物や植物をやわらかいタッチで描く。おもな仕事は、書籍装画・挿絵、雑誌イラストなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
86
児童書。中学年~高学年向け。ヤマネコ不動産の猫山さんはやり手。店を出したい人貸したい人を上手にマッチング▽[Ⅰ.ネコヌレーズ]かさとぼうしの店”くわの実堂”かさ職人の店に来たのは猫[Ⅱ.月曜日のお客さま]「世界の紙 八木紙店」の隣にレストラン開店。月曜日は特別料理でおもてなし[Ⅲ.夢のぬいぐるみ工場]閉めてしまったぬいぐるみ工場に、ぬいぐるみ作りの研修にきた若者は▽猫は情報収集にむいている。少々強引なところはあるけれど猫山さんのお仕事はなかなか優秀だと思います。2025.1刊2025/11/10
がらくたどん
53
藤野ヒカルさんのデビュー作を登録したので。今年の初めに2冊上梓された新刊の一冊。町中にある不思議な不動産屋さんのお話。腕は良いけど若い職人さんんだと自分でお店を持つのは大変。お店はあるけどそろそろ引退の年齢だと仕事を続けるのは大変。そんな人間達の悩みを、ヤマネコ不動産がズバッと解決!表紙で完全に種明かしされた上もうタイトルで「あやしい」と宣言しちゃってますが、小学校3年生くらいだと「ほら、やっぱり~♪」の方が楽しい。それに、この不動産屋さん、店子と顧客を繋ぐ技も巧みで想像以上にヤリ手だし(笑)覗いてみる?2025/11/01
あじ
24
【小学校中学年〜児童書】人間の姿に変身している山猫の猫山さんは町の不動産屋さん。でも動物相手に商売をしている訳ではなく、格安で人間に貸し出すかわりにある条件を持ち出します。それはある一定の動物に利益のある店を裏で維持すること…。ファンタジー感度じわじわな三篇を収録しています。たっぷり挟まれた装画と挿絵の可愛さも相まって、シリーズ化を希望したい一冊に出会いました。2025/02/10
淡紅
10
楽しくてステキな不動産屋さんのお話が3篇。挿絵も可愛い。ネコヌレーズが最高に可愛い。こんな童話良いなぁ。みんなが幸せになる。2025/07/21
ニャーテン
10
ちょっと怪しげな『ヤマネコ不動産』の猫山さんから紹介された物件を借りた人たちのとっておきのエピソードが三話収録。何日かに分けて読んだが、第一話の「ネコヌレ~ズ」から「ネコヌレ~ズっていったい何なんだろうね?」とすっかり心を掴まれた9歳息子の反応は読む度良好。第三話「夢のぬいぐるみ工場」の若者たちの正体には親子でびっくりしたなぁ。どのお話も不思議でほっこりして夢のある素敵な読み心地。息子が最後まで「猫山さんの正体は何なんだろう?」と気づいていないのも可笑しかった。結構わかりやすいと思うけどw2025/03/13




