出版社内容情報
わたしは松田コロン。私立探検家学園の2回生。ジム救出作戦から帰還し、むかえた二学期。担任のミウラ先生がいない。「体調をくずされて」ときいたけど、わたしたちが見たあの学園の秘密に関係があるんじゃ？ なにかがかわってしまった学園の日々。ある決心を胸に秘め、そして11月。告げられる実習。ミッションは「シャーロック・ホームズを見つけよ！」ホームズってあの名探偵？ ますます目がはなせないシリーズ第5弾！
内容説明
わたしは松田コロン。私立探検家学園の二回生。ジム・スコット救出作戦からぶじ帰還し、夏休みが明けて二学期。おなじにみえて、なにかがかわってしまった学園の日々。わたしは、なかまたちにある決心を伝える。「ごめん。わたし、学園をやめようとおもうの」そしてむかえた１１月、去年よりはやくやってきた実習。ミッションが告げられる。「むこうは１８９８年、ロンドン。シャーロック・ホームズを見つけよ！」逃れられない運命が、コロンを押し流していく…。
著者等紹介
斉藤倫［サイトウリン］
詩人。『どろぼうのどろぼん』（福音館書店）で、第４８回日本児童文学者協会新人賞、第６４回小学館児童出版文化賞を受賞
桑原太矩［クワバラタク］
１９８５年生まれ。漫画家。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。２０１０年『鷹の台フリークス』でアフタヌーン四季賞佳作、２０１１年『ミミクリ』で同賞準入選（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
72
PES⑤2回生2学期終了で退学することを決意したコロンだったが、春だと思っていた「実習」が急遽行われる。行き先はスチームパンクなイギリス世界。実習の目標は「シャーロックホームズを探せ」初のリーダーに選ばれたコロンは仲間たちと共に3日間の実習に向かう。霧のロンドンでは子どもたちの失踪事件が起きていた▽児童書なので妙にひらがな多くて読みづらいのと登場人物多すぎていっそ脚本形式にして欲しい位。設定はとても魅力的なのにちょっと残念。実習は完結せず、人さらいを追って次巻へ続く。2024.9刊2024/12/10
yumiha
36
5ヶ月待った第5巻。「PESをやめようと思う」と言っちまったコロンだけれど実習に参加。指令は「ホームズを見つけよ！」。ちゅうことは行先は並行世界のロンドン。産業革命後のロンドンの霧が深いのはスモッグのせいだったとは。そう言えば日本もスモッグ発生で、プール中止とか外遊び禁止とかあったっけ。当時に比べれば、空気も水もずいぶんきれいになった。ホームズの時代は汚染真っ盛り。そこで起こった女学生行方不明事件。と課題を広げ放題のまま5巻は終わり消化不良のまま。６巻の発売予定は来春だとか。またしても待たされるのねん‥。2024/11/02
東谷くまみ
33
コロンちゃんの感じてる戸惑いや葛藤。それを話すことが大切な仲間を傷つけることになるならば、ぐっと飲み込む。それができるコロンちゃんは素敵だ。誰かの大切なものを大事にできる人は素敵だ。このシリーズでこんなになんにも回収しないで次に続くのは初めてかも😙春前にまた読まなきゃな。2024/11/20
anne＠灯れ松明の火
18
新着棚で。シリーズ５。斉藤さんって、本当に作品の幅が広い。先日読んだ「しじんのゆうびんやさん」と同じ人が書いたとは思えない。さて、不思議な学園の謎を知ってしまったコロンはある決意をすることになる。が、それを実行する前に、いつもより早く実習が始まってしまった。この実習の中で、コロンは何かを見つけられそう。なんたって、リーダーだもの！2024/12/09
さく
14
今度の実習のミッションは、シャーロック・ホームズを探すこと！ホームズ好きなのでテンション上がる！！もちろん、舞台は並行世界のロンドン。今までは一冊ごとに実習が完結してたけど、今回は次巻に持ち越し。はやく６巻目を借りてこなければ。心に残ったのは、「蒸気はちょうどふべん」という言葉。「ぼくらの技術に、べんりすぎるものはいらない」。スマホやＡＩのない時代に生まれたかったと最近よく思うから、ほんとそれ！と思った。でもガラケーくらいは欲しい笑 2025/05/21
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