出版社内容情報
アップリン星に暮らす宇宙人 クニョニョが宇宙船で不時着したのは、卵の形をした星でした。そこは、卵の形をした家に、卵の形をした人々が、卵の形をした実を食べて暮らしている、卵の形のものばかりの星でした。クニョニョは、宇宙船の修理に必要なネジを探すために、王様のいるお城を目指します。不思議な星を舞台に不思議な登場人物が次々に登場し、奇想天外な出来事が次々と起こる愉快なお話。読み応えたっぷりの長編絵本です。
著者等紹介
きもとももこ[キモトモモコ]
木本百子。1966年東京生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐりとぐら
9
クニョニョが不時着したのは、たまご型の住人が暮らす星。お土産に乗せていたアップリン(りんごのようなくだもの)と交換に、故障した宇宙船のネジを探す冒険。王様の本体は、口の中で歯のように並ぶたまごがたの奴らだったのが、びっくりした。ボールが当たって死んでしまった王様を、家来たちがクールに埋めている姿に2びっくり。王様がすぐ生えてきて3びっくり。と、後半びっくりしっぱなしだったよ。町にいくクニョニョのうしろを歩くたまごの住人が可愛かった。2025/03/24
snoopymints♪
7
うずらちゃんシリーズの可愛い絵本を想像していましたが、ちょっと不思議な、そして不気味なキャラが出てくるお話です。たまごの王様がなんとも不気味。夜に読み聞かせしたら、悪夢を見そう笑2025/03/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
地元も近郊の図書館にもなくて、書店で発見! クニョニョは宇宙人、自分の住んでいる星から他の星が見たくて冒険するのですが、たまごの形の星を見つけたらそこに不時着。宇宙船が壊れたので(なんとネジが外れた!そして無くなった!宇宙船ネジなのかい 笑)ネジを探しにたまごの星を探検すると…。2024/11/12
遠い日
5
絵本の体裁ですが、68p.と長く、幼年読み物です。きもとももこさん、こういう世界も描くのですね。一連の「うずらちゃん」シリーズとは打って変わって、正直に言いますと、ちょっと絵が小気味悪かったです。卵という命あるものからの転生とも言えるような変化があったりして、おっ!となりました。お話自体は自由なファンタジー。2024/10/16
mntmt
5
ふしぎな世界。一度見たら忘れられないような。2024/09/04
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