内容説明
れおくんがある日、れんこんを切ると、れんこんに顔があって、話しだしました!れんこんのれんこちゃんです。ほかのものになりたいれんこちゃんは、れおくんといっしょに、なりたいなにかを探しにでかけます。野間児童文芸賞受賞作家による、奇想天外で、おいしそうな読みもの。小学校低学年から。
著者等紹介
戸森しるこ[トモリシルコ]
武蔵大学経済学部経営学科卒業。2016年『ぼくたちのリアル』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作で児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2019年『ゆかいな床井くん』で野間児童文芸賞を受賞
スケラッコ[スケラッコ]
漫画家、イラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
80
児童書。低学年向き。れおくんの父さんは料理が得意。れおくんがレンコンを切ると、レンコンの穴が顔みたいだった。目と口のついたレンコンは「こんにちは。れんこちゃんよ」と喋り出す。煮物になりたくない、と逃げ出したれんこちゃんを追いかけていくと、不思議なことがおこる。自転車、一輪車、赤いシャツを着たゾウ、ねばねばせんしゅけん。れんこちゃんが煮物になりたくない理由がわかる。▽可愛らしいファンタジー。いただきまぁす!2022/03/06
mug
47
お父さんの料理のお手伝いをするれおくん。今日は初めて、れんこんを切るのに挑戦!力を入れて…「スットン」切れた!と思ったら、輪切りのれんこんに顔が😲「こんにちは、れんこちゃんよ」喋り方が可愛い~♡煮物にされると知った れんこちゃんは外へ逃げ出し、自転車のタイヤに憧れたり、ボタンになってみようとしたり…れんこんじゃないものに なりたいのに、なかなか決められない🤭でもなんで、そんなにれんこんは嫌なんだろう…?最後に明かされる理由に納得。れんこちゃんの笑顔と 前向きな別れに温かい気持ちで読み終えた😊2022/01/14
chiaki
41
誕生日に自分の包丁を買ってもらったれおくん。輪切りにしたれんこんから現れたれんこちゃんは、煮物になりたくないと逃げ出して、タイヤになったりボタンになったりと自分探しへ。ねばねば選手権からのマンホールには笑っちゃいました。でも、れんこちゃんが煮物になりたくなかった理由に納得。とっても可愛らしいストーリーで、低学年さんにおすすめです。2021/12/18
shiho♪
29
1年生~3年生向け。読みやすかったです。れんこんのれんこちゃんは煮物になるのがいやでコロコロコロコロ、キッチンを飛び出します。 タイヤやボタンになってみるけど…。れんこちゃんの自分探しの旅です。れんこちゃんを追いかけるれおくんも、れんこんはちょっと地味な食材だけに、煮物などは残しがち。食育要素もちゃっかり盛り込んでます。 戸森さんの好きなれんこん料理…レンコンチップ(レモン味)、おつまみ要素高くて、私も好きー(人´∀`)♪2021/10/16
anne@灯れ松明の火
29
きっかけを忘れたが読みたい本に入れていたところ、新着棚で出会えた。レンコンが主人公。もうそれだけで、ワクワクする。歯ごたえがいいレンコンは我が家では人気者♪ 誕生日にもらったマイ包丁で、レンコンを切った れおくん。輪切りにしたレンコンの穴が目と鼻になって、しゃべりだし、煮物になるのは嫌だと逃げ出した! れんこちゃんを追っかける れおくん。さあ、煮物以外になれるもの、探せるかな? テンポよく展開し、どんどん読めてしまう。スケラッコさんの挿絵もかわいくて楽しい。レンコン苦手な子が読んだら、好きになれるかも?2021/09/17