著者等紹介
中川雄三[ナカガワユウゾウ]
1956年、山口県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。1987年、第4回アニマ賞を受賞。富士山周辺の身近な自然をテーマに写真を撮り、また様々な自然保護運動にも力を注いでいる。自然写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
81
【愛鳥週間:5/10-5/16】自然写真家の著者が、水に潜って餌を食べているカモが、水中でどんな様子なのか写真に撮りたいと思う。最初、カモの模型で帽子を作り水中を歩いて近づこうとした。しかし水の濁りや冷たさに苦労しカモには逃げられる。カモ型ラジコンで近づくも失敗。最終的には「弁当箱」にカメラを仕込んで沈め、カモがやってくるのを待ち伏せする作戦にした▽カモの種類分けもよくわかる。たくさんのふしぎ傑作集2014年発行2025/05/15
かいゆう
14
カモたちの逆立ちする姿がかわいい♪そんなカモさんたち、水中ではどんな動きをするんだろう?見てみたい!どうやったら見えるかな?と、あれこれ考えるところから始まる『水中さつえい大作戦』絵に描いたいくつもの作戦を見るだけで、子どもたちはワクワクするのではないかな?先ずはいろいろ考えてみる。そして実際にやってみる。どうすれば上手くいくかさらに考える。またやってみる。そういう過程が見えるのがよかったです。カモの仲間は実にたくさん。食べる物が違うと、潜り方が違う。ヘドロやゴミ、釣り針などの問題点も興味深かったです2015/04/11
遠い日
4
まさに、「大作戦」。中川さんの、カモたちの水中でのようすを写真に撮りたいという願いを実現すべく、あれこれ重ねる試行錯誤。アイデアを実行し、納得のいく結果が手に入るまで、考えに考える。書かれているよりもっと、煩雑な段階があっただろうが、それはそれは尊敬に値すべき努力がすばらしい。水中からの鳥たちの姿は、やっぱり迫力が違う。そして、ここでもカモたちを脅かす環境の悪化が問題となることが悲しい。ゴミ、釣り針の放置、水鳥の事故、そういったものまで、水中を撮ることで見えるのだ。2014/06/07
かいと
2
作者が考えた方法がとても面白かった。写真がうまく取れるまであきらめなかったところがよかった。2015/04/19
Noriko S
1
ダイビング撮れないのかなとちょっと思ったが、潜らずに撮れる方法、そして写真、面白かった。水鳥、食べるもの違うのね。コケとか虫とか食べてると思っていた。勉強になる。2022/07/03