著者等紹介
片山令子[カタヤマレイコ]
1949年群馬県に生まれる
片山健[カタヤマケン]
1940年東京都に生まれる。1968年に「こどものとも」(7月号)で『ゆうちゃんのみきさーしゃ』(村上祐子・文)、1969年に「こどものとも年中向き」(11月号)で『もりのおばけ』を描いた後、10年以上絵本制作から離れ、幻想的な鉛筆画を描き続けた。自身の子どもの誕生後、油彩、水彩に取り組み、絵本制作を再開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
198
こんなに幸せな気持ちになれる物語は久しぶりです。誰かに手紙をすぐに届けたくなる絵本です。「もりのてがみ」今日はいつもと違う色の蝶がベランダを飛んでいました。ルリタマアザミの蜜を探していました。ラベンダーに舞うクマバチは2匹になりました。スズメはいつも何かを探しに来ます。美味しいものがあるのでしょうか。花と生きものは見えない何かで繋がっているのでしょう。どんなに小さな花でも、咲いたら何処かから飛んでくるのです。なぜ気づくのでしょう。秋も深まったら私もモミの木を探しに行きます。そして、この手紙を森に届けます。2023/07/17
yomineko@ヴィタリにゃん
74
読み友様からのご紹介本です📙「森」と聞くだけでワクワクする😊ひろこちゃんは森に住むお友達に手紙を書いてもみの木にぶら下げ、お返事を待ちます。雪が溶けて春になると、沢山吊るしたお手紙が全てなくなっていました!風に飛ばされちゃったかなl?と心配になりますが、もみの木はちゃんと約束を守り、お友達に手紙を届けてくれていました🌳2023/10/15
はる
57
あたたかい、片山さんの素朴なタッチの絵が凄くいい。お手紙の文章もほっこり、こういうの好きだ~。2017/04/28
ぶんこ
55
森のお友だちに手紙を書いて、もみの木に吊り下げたひろこさん。字もお上手で、封筒も凝っていて心がこもっているお手紙になっていました。冬の日の温かい部屋での手紙書き。心が和む情景です。手紙っていいな。書きたくなってきました。春になってウサギさんやトカゲさん、他のお友だちからもお返事が届きました。春を待ちわびる冬もいいし、春っていいね。2017/05/04
びわこっこ
47
寒い冬の日、ひろこさんは、森で出逢った友だちに手紙を書きました。ひろこさんは、手紙をもみのきに、ぶら下げに行きます。雪が積もっても、もみのきが手紙を守ってくれました。暖かくなった、ある日、「とんとん」玄関で小さな音がしました。ドアを開けると、友だちからのお返事が! くるみや木の実、タンポポなどが置かれていました。これが森の友だちからの手紙だと、ひろこさんは、直ぐに分かりました。もみの木の下にスミレが咲いたら、リスさん、トカゲさん 小鳥さん、野うさぎさンと、もみの木の下で会いましょうと、手紙に書いたのです。2023/07/20