内容説明
ある暑い夏の日、真っ赤に熟れたトマトさんが、地面に、どったと落ちてしまいます。トマトさんは小川に泳ぎに行きたくなりました。でも、体が重たいので転がることができません。悲しくなったトマトさんは涙をぽろりと落とします。
著者等紹介
田中清代[タナカキヨ]
1972年、神奈川県に生まれる。多摩美術大学油画・版画専攻卒。在学中に絵本の制作を始める。2005年から山里に移り住み、庭で野菜を育てている。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
162
ある夏の昼下がり、木から落ちた真っ赤に熟れたトマトさん。実がたっぷり詰まってすごいボリューム感。そして、顔が怖い。ギラつく太陽。近くに小川が流れる音がする。コロコロ転がって水をめざすミニトマト。動物たちも競って泳ぎ出す。それを横目で見ながら「ぷかぷか泳ぐのなんかみっともない」と言いつのるトマトさん。ギラつく太陽。そして……。トマトさんに胸キュンしてしまった。やせ我慢をやめて素直になれば、世界が変わることもあるかもしれない。ほんの少しの勇気の大切さをインパクトのある画風で教えてくれる。2002年7月初版。2016/07/16
やすらぎ
161
大きくて真っ赤なトマトさん。とても美味しそうなのに少しだけ成長が早かったみたいで、まだ収穫時期でもなくて、ぽとりと落ちてしまう。さてどうしよう、あまり重く考えなかったけど、太陽に照らされ続けるし、動くこともできないし、雨でも降ればいいのだけど、事の重大さに気づいてしまう。哀しくなってくるとなぜか涙があふれてきて、貴重な潤いさえも失っていく。なんだか砂漠を彷徨っているような喉が渇いてくる絵本。トマトを育ててみると、意外と長く落ちていたのに潤いを保ったまま粘り強かったことを思い出した。そのままにしてごめんね。2026/05/09
ままこ
99
はみ出すぐらいドアップのインパクト抜群な表紙🍅暑い夏の陽射しをたっぷり浴びてるトマトさん。みんなは水遊びを楽しんでトマトさんも誘われるんだけど…。長いまつ毛のチャーミングな顔がお気に入り。とかげたちも可愛いな。ラストみんなとても気持ち良さそう。2021/09/19
gtn
99
何とかしてやりたいと思わせるものを持っている方が、やはり得である。 2020/09/08
けんとまん1007
81
最後のオチ、気持ちよさそう~(^^)2010/02/18
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