出版社内容情報
乳歯から永久歯にはえかわる小学生が、一番むし歯になりやすい。どうしてむし歯になるのか。むし歯になったらどうしたらいいのか。本書では歯とむし歯と体の関係について考察します。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
むし歯のバイキンは小学生の歯がだいすき。どうして、きみたちの歯が一番むし歯のバイ菌にねらわれやすいのかな?むし歯のバイ菌にねらわれたら、どうしたらいいのかな?本書は、歯医者さんの北川原健先生と、絵本作家の柳生弦一郎さんがつくりました。小学生から。
目次
むし歯のもんだい
「この子にとって歯ってなに?」お母さん・お父さんへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
44
小学生の生え変わりの歯は弱く、虫歯菌にとっては恰好の環境。虫歯の原因になる“プラーク”は上手に取り除くことは大人でも難しいのだそう。歯ブラシだけでなくフロスも使い、甘いものはだらだら食べず摂りすぎない。「プラークをたくさんためないようにすること」が虫歯予防への1番の近道!わが家の姉妹ら、未だ仕上げ磨きしてあげてる…。虫歯になったら自分の責任よ!と、任せる勇気、長女にはそろそろ必要かも〰。歯医者さん、北川原先生の体験談が興味深かった。ノートのような柳生さんの手書き文字や絵が可愛い。親子で読むのにいい!2021/06/01
たまきら
26
大好きな体シリーズ。けがとかも面白かったけど、この虫歯本も面白かった!…ちょっと内容が古くなったのが残念かな。柳生さん個人のメモ帳を読んでいるような「あっ、これがプラークだ」とか、「これ、むし歯になってる」といった楽しい手書きに母子で夢中になっていたらオトンまで覗き込み、「げっ!」実際に6歳臼歯を虫歯にしてしまった娘さんは真剣に読んでいました。…いい加減に歯みがきしながらね。2019/08/09
たんぽぽ
18
「砂糖の量をへらしてプラークをたくさんためないようにするのが一番!」。そのために「おやつの時間をきめること」、食べる量も減らして「おいしいものは、ちょっとだけ」って、疲れた時に甘いもので元気をもらおうとする私には耳が痛い。子どもだけでなく、子育て中の親も是非一緒に読むとよいなと思いました。プラークコントロールが大事。でも歯がはえかわる時期のそれは特に難しい!ということなどが、写真付きで子供向けにやさしく解説されています。2019/06/07
おはなし会 芽ぶっく
12
虫歯になるのシステムがきちんと書いてあり、一生懸命頑張って磨いても虫歯になる人もいるんだよ、と前置きして、あとは読んだ人本人が考えてください、といういさぎよい本!2019/01/05
ぷーきん
10
5歳から読み聞かせで。効果てきめん過ぎてコワイくらいです…お菓子のながら食べが至福の時な息子。少しでも量が減れば良いなぁと思い読んでみたところ。よっぽど心に響いたのか「明日からお菓子食べない!」と宣言。極端だなぁ。おやつの時間を決めて食べれば良いんだよ。そう書いてあったじゃない。主に歯のはえかわり期の小学生に向けた内容ですが、はえかわりの前に読んでおくとすごく良いと思いました。歯医者さんが子ども達の質問に答える形で書かれているのでわかりやすいです。年長さんならわかるはず。2016/02/25