出版社内容情報
いたずら好きの女の子のベーロチカとタマーロチカは、おかあさんの言うことをちっともききません。騒動を起こしては、おかあさんを困らせてばかり。ロシアの楽しい幼年童話です。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
4才~小学校初級。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
これは面白い♡やんちゃ姉妹、ベーロチカとタマーロチカのゆかいなおはなし3編。『海へいく』、おかあさんの言いつけを守らずに海で泳ぎ、裸で帰るしかなかった2人がなんとも惨めでかわいい!笑 『森へいく』、森へきのこ狩りに出掛けたのに採ってきたのは、まさかの全部毒きのこ!!そして、なんともシュールなパティーに笑いです。『おおそうじ』、いい子でおるすばんなんてするはずないと思ったら、ほらね〰!笑 慌てて対処しようとするけど結局しっちゃかめっちゃかしちゃう2人。そんな2人に愛あるおしおきをするお母さんがとても素敵♡2021/07/18
花林糖
15
(図書館本・中古購入)表紙に惹かれて手に取ったら大正解。母の言いつけ守らない悪い子だけど可愛すぎます。「おおそうじ」なんで現実に起こったら発狂しそうです、、、。短編3話「海へいく」「森へいく」「おおそうじ」。作者は1908年サンクトペテルブルグ生まれで、ロシア革命期に浮浪児となる。2019/11/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
ベロ―チカとタマーロチカの姉妹はお母さんの言いつけをちっとも守らない。バレなければ大丈夫という子どもらしい自信をもっている(笑)親からしたらバレバレですが、まずやってみよう!という子どもらしさ、危険じゃなければ多少のことなら大丈夫!という親の気持ち、大人が読んでも子どもが読んでも共感できる。2025/01/28
うっきー
8
我が家の子供たちも、ちょうど同じ年頃の姉妹なので、かなり共感してました。 お母さんもいい味醸しだしてます。 2018/09/01
遠い日
5
なんていけない子たちでしょう⁉︎でも、自分たちがやったことの結果は自分たちで引き受けなければいけないことをちゃんとわかっているところが、ほほえましい。ばれたら怒られるだろうけれど、ばれないようにやっちゃおうという小狡さが子どもらしくていい。ベーロチカとタマーロチカの姉妹の共同作戦の中に潜む力のバランスも興味深い。そしてまたこのお母さんがなんともいいのだ。親たるもの、こうありたい。2023/05/04