内容説明
解く鍵は「スラヴ」。ヨーロッパ最大の民族グループ=スラヴ。彼らが共有する豊潤な文化と、その一方で生じた様ざまな軋轢の歴史。今だから改めて理解したい、スラヴの社会や思考を、わかりやすく繙いた入門的好著。
目次
序章(スラヴ民族とスラヴ世界;二つのキリスト教と二つの文化圏 ほか)
第1章 東スラヴの世界(ロシア人の民族性;西欧か、ロシアか―ロシア人の心理的コンプレックス ほか)
第2章 西スラヴの世界(知られざる大国ポーランド;ポーランド史に刻まれた蜂起と抵抗 ほか)
第3章 南スラヴの世界(ブルガリア―バラの香りに包まれて;セルビア人の民族的聖地でもあるコソヴォ ほか)
第4章 スラヴの芸術とスポーツ(チェーホフとサハリン―チェーホフ生誕一五〇年に寄せて;ゴーゴリ誕生二〇〇年―ロシアとウクライナの新たな火種 ほか)
著者等紹介
嵐田浩吉[アラシダヒロヨシ]
1963年、山形県米沢市生まれ。東京外国語大学大学院外国語学研究科スラブ系言語専攻修了。専攻はロシア文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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