著者等紹介
ドーレア,イングリ[ドーレア,イングリ][d’Aulaire,Ingri]
1930年、アメリカに移住し子どものための絵本をつくりはじめた。1939年に出した『エイブラハム・リンカーン』によってコールデコット賞を受けた
ドーレア,エドガー・パーリン[ドーレア,エドガーパーリン][d’Aulaire,Edgar Parin]
1898年スイスで生まれた。1930年、アメリカに移住し子どものための絵本をつくりはじめた。1939年に出した『エイブラハム・リンカーン』によってコールデコット賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pino
86
図書館で、パラパラめくっていると、めんどりの羽根の下から、たくさんのひよこが、顔をのぞかせている絵が飛び込んできた。アメリカのカントリーの風景が気に入って借りた。明るい色遣いも、心をワクワクさせる。にわとり小屋に置かれた大きな缶や、ブタの貯金箱も、いい感じだ。ふくよかで、陽気そうな、おばさんは、めんどりの産んだ、たまごをロウソクの火でチェックし、町に売りに行く。道すがら、金勘定をするおばさんの妄想も楽しい。すっかり、奥方様気分で調子づいた途端。あれれ。たまごから、おばさんの夢が生まれている絵がしゃれてる。2012/11/04
chiaki
37
“捕らぬ狸の皮算用”とはまさにこのこと!笑 たまごを売りもしないうちに、あれこれとありもしない妄想を膨らませるおばさん♡でもこれ決して馬鹿げたことではないと、私は思います!なぜならポジティブに考えてる時間って、とっても幸せな気持ちになるから。おばさんから幸せオーラとエネルギーをいっぱい貰ったような気がします♡ラストのオチも好き。長女も大笑いしてました。2021/02/28
mincharos
30
飼っているめんどりがどんどん卵を産んだので、おばさんは卵を売りに出かけます。市場への長い道を歩きながら、卵を売って稼いだお金であれとこれを買って、そうするともっと儲けが増えるから、、、と、どんどんおばさんの夢は膨らみます。お金持ちになって、ステキな殿方に結婚を申し込まれて、、、と。しかし妄想に夢中になるあまり起こったハプニングで卵は全部割れてしまいます。最後のおばさんの台詞がすごくいい。「めんどりがいるだけで、なんてしあわせなこったろう」掛け算を習う頃にまた読んであげたいな。2017/09/27
ほんわか・かめ
25
5年生読み聞かせ。膨らむ妄想と、手元に残った抱えられるだけの幸せ。思ったより笑いは出なかったけど、読み聞かせ後に語ってくれた“10億円当たったら”の先生の妄想が、子どもたちには楽しかったよう(笑) 読後に本の話題を広げてくれる先生はありがたい♡(小4次男の小2当時の担任。学校の行き渋りを救ってくれた先生です。感謝!)2022/01/17
ほんわか・かめ
22
ザ・取らぬ狸の皮算用!今度5年生に読もうかと思っています。不安の多いこのご時世。楽しいことをいっぱい考えて、いま手元にある幸せを噛みしめてほしいな。ってほどの深い話ではありませんが(笑) カラッと笑って一日を始めてくれたらいいな。2022/01/13