出版社内容情報
本書はコンピューティング史 (コンピュータとコンピュータに関連するさまざまな活動の歴史)の一般向け通史である。18世紀以前の計算から、現代のインターネットやSNSに至るまで、幅広くカバーする。技術指向・理論指向の記述はもちろんのこと、経営史、文化史、社会史的視点も強化され、さまざまな時代のテーマが生き生きと描かれている。
原著(第3版)の4人の著者たちはいずれも、コンピューティング史を世界的にリードする研究者であり、本書は1996年に出版された初版以来、米国の大学における授業(コンピュータの歴史、インターネットの歴史、メディア史など)では定番の入門教科書となっている。
日本では1999年に出版された初版の翻訳以来、およそ20年ぶりの第3版(新訳)となる。本邦訳には、訳者による解題と日本語文献リストを追加した。コンピューティング史に関心のある読者には必読の一冊である。
〔原著〕Computer: A History of the Information Machine
目次
第1部 コンピュータ前史(人間がコンピュータだったころ;オフィスに事務機がやってくる;バベッジの夢が現実に)
第2部 コンピュータの登場(コンピュータという発明;コンピュータがオフィスの主役に;メインフレームの時代:IBMの季節)
第3部 日々進化するコンピューティング(リアルタイム:つむじ風のように速く;コンピュータを支配するソフトウェア;新しいコンピューティングの登場)
第4部 コンピュータの民主化(パソコン時代の到来;魅力広がるコンピュータ;インターネットの世界)
著者等紹介
キャンベル=ケリー,マーティン[キャンベルケリー,マーティン] [Campbell‐Kelly,Martin]
ウォーリック大学名誉教授
アスプレイ,ウィリアム[アスプレイ,ウィリアム] [Aspray,William]
コロラド大学ボルダー校教授
エンスメンガー,ネイサン[エンスメンガー,ネイサン] [Ensmenger,Nathan]
インディアナ大学ブルーミントン校准教授
ヨースト,ジェフリー・R.[ヨースト,ジェフリーR.] [Yost,Jeffrey R.]
ミネソタ大学チャールズ・バベッジ研究所所長
杉本舞[スギモトマイ]
関西大学社会学部准教授。京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。京都大学博士(文学)。専門は科学史・技術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
takao
むっく
k inoue
ふら〜