出版社内容情報
「母の友」の人気連載、マンガどうわ「なんじゃもんじゃ博士」が、単行本となって登場。博士とゾウアザラシとの、奇想天外の冒険の旅。第１話から99話までを収録。
＜読んであげるなら＞－－－
＜自分で読むなら＞－－－
内容説明
これから始まるのは、「なんじゃもんじゃ博士」と友達のゾウアザラシとの冒険の旅の物語です。博士とゾウアザラシとが、どこから来て、どこへ行くのか、それはだれにもわかりません。博士自身、「そんなもんじゃ、どんなもんじゃ」というばかりで、きっと答えてはくれません。ハラハラ・ドキドキ、でも、ゆっくり・のんびりした、ふたりの旅。ごいっしょに楽しんでください。
著者等紹介
長新太［チョウシンタ］
１９２７年東京生まれ。漫画家、絵本作家。５９年『おしゃべりなたまごやき』（福音館書店刊）で文芸春秋漫画賞受賞。８４年『ぞうのたまごのたまごやき』（福音館書店刊）で第三十三回小学館絵画賞受賞。２００２年、第三十七回エクソンモービル児童文化賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベル@bell-zou
36
なんとなく眠れない夜にこの本を開いてみる。モヤモヤこんがらがってた気持ちがスルスルッとほどけていくのよ。むかでのくつをなおしたり。ノラネコたちがサメに勝ったり。ゾウも冬眠しちゃうんだ。それって変だよね、なんて思ったりしない。なんでも受け入れる広い心に徐々に眠気もやって来る。ハラハラ編なのにユルユルになる。不思議、不思議。2019/10/29
陽子
29
お久しぶりの再会、なんじゃもんじゃ博士。しかし、これは何と見開き2ページ漫画99話！だ。この二人の話のネタがありすぎて漫画本にしちゃったのかな、長新太さん？。一見たどたどしい落書きみたいな絵だけど、博士とトモダチのゾウアザラシ(なぜ、彼なの？と思うのだが)が次々と遭遇する不思議生物と現象は、絵本の世界そのもの。ちゃんと起承転結で一見落着。無限に体が変化する(させられる？)ふたり。しかし、ちゃんと労りあっている。作品ごとの作者のつぶやきのような枠外コメントもちょっと癒される。フシギ旅は果てなく続く。2019/11/06
ふじ
21
まさかまたこれが読めるとは。福音館書店『母の友』に連載されていた2ページマンガの単行本。はかせとぞうあざらしの旅。道中登場するのはことごとくシュールな者たち。長さんのイマジネーションすごい。日常の悩みがちっぽけにみえてくる。実に癒し。2016/07/24
遠い日
10
なんじゃもんじゃ博士とゾウアザラシのなんとくなくな旅のあれこれ。目的のない旅の気ままさを、楽しむでもなく楽しむふたりにいつしか心がほぐされる。怖いめにあっても、寒くても暑くても、いつもどこかへ向かうふたり。来る者は拒まず、ちょっと挑戦もしてみて、疲れたら休む。ハチャメチャだけど、こんな人生、おもしろい！2015/09/19
にやり
5
タナボタ的においしいものをたいらげたあと、必ずビビらされる。それでもひょうひょうと旅してる。博士のアップを見てみたい。マッサージも気になる。2012/04/23
