世界傑作童話シリーズ
スピリット島の少女―オジブウェー族の一家の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784834006377
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

先住民を祖先に持つ著者が、自らのルーツをたどる中から生まれた『大きな森の小さな家』の先住民ヴァージョン。

著者等紹介

アードリック,ルイーズ[アードリック,ルイーズ][Erdrich,Louise]
小説家、詩人、人文学者。ミネソタ州のリトル・フォールズ生まれ。ダートマス・カレッジで学士号、ジョン・ホプキンズ大学で修士号を取得。現在は娘とミネアポリスで住み、小説や詩を書くかたわら、「バーチバーク(樺の樹皮)」という書店を経営。全米批評家賞、オー・ヘンリー賞をはじめ、多数の文学賞を受賞

宮木陽子[ミヤギヨウコ]
愛媛県生まれ。お茶の水女子大学大学院英文科修士課程修了。英字新聞、雑誌等の翻訳を経て、現在は書籍の翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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NAO

72
スペリオル湖の島に住む先住民族たちの暮らしを生き生きと描く一方で、白人たちに住むところを奪われどんどん追い詰められていく先住民族たちの焦りや怒り、白人の価値観や生活様式が、自分たちの暮らしや考え方に強い影響を与えていることへの葛藤などが描かれている。作者は、自分が湖の島に住んでいた先住民族の血を引いていることを知り、この作品を書いたという。2020/02/06

ぽけっとももんが

7
アメリカ開拓時代の、ネイティブアメリカンの少女オマーカヤズの物語。有名な「大草原の小さな家」シリーズと同時代。大人になってあのシリーズを読み返すと、白人のネイティブアメリカンへの差別や偏見には驚かされる。聡明な「かあさん」でさえ、露骨に嫌悪を口にする。東から白人がどんどん押し寄せてくる、そんな時代だ。でもオマーカヤズとその家族は獲物を狩り、ベリーを積み、毛皮を鞣して衣服を作る。文字はなくても冬には物語を伝承する。春のメイプルシロップ作りは冬が厳しかったからこその楽しみだろう。2021/01/06

skk1206

1
五大湖のひとつ、スペリオル湖に浮かぶ島、スピリット島の住む少女の1年。1847年。毎日手足を動かして日常のこまごましたことをこなしつつ、新しい技術を祖母や母に習い、きょうだい喧嘩をし、友だちとたわむれ、精霊の声に耳を澄まし、くまの子に思いを馳せる。その日々の積み重ねに頭が下がる思い。『やかまし村』シリーズに通底するものも感じるが、どうして先住民の生活はそこまで明るく楽しいだけではいられない。本当にしみじみと良書。2019/01/27

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

1
母と女性教職員の集いブックトーク&読み聞かせ(ブックトーク YA)2012/11/23

psy

1
19世紀のネイティヴアメリカンの女の子のお話。ネイティヴ側からのお話で興味深い。主人公のオマーカヤズ、ローラの母さんキャロラインと同世代くらい?この本、続きもあるみたいだけど出るのかな?2009/02/03

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