出版社内容情報
ぶたぶたくんは、おかあさんに買い物を頼まれました。子どもが買い物にいった様子が、なんとも暖かくユーモアたっぷりに描かれ、楽しい言葉がたくさん盛り込まれた魅力あふれる絵本。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
273
土方久巧 作。1900年生まれのこの人は若い頃にパラオ島やサトワヌ島で暮らしたという珍しい経歴を持つ。本書の初版は1970年。お話は、こぶたのぶたぶたくん初めて一人でお使いに行って、からすのかあこちゃんとこぐまくんに出会うというたわいもないもの。でも、子どもたちには、このスリルが共感できるかも。絵のタッチも構図も古いが、それはそれで味わいもある。主人公のぶたぶたくんは、顔だけちょっと痩せていて、見様によっては不細工なのだが、それもまたご愛敬か。2024/11/17
masa@レビューお休み中
94
なんだろう…。このぶたをかわいいと思った訳ではないのに、目が合ったら、気になってしまったんですよね。どうやらこれ、ぶたぶたくんのはじめての買い物のお話のようです。はじめての買い物というと、林明子さんの『はじめてのおつかい』を思い浮かべますが、劇的な展開はまったくないです。むしろ、この絵にあるような、お気楽で、極楽なお買い物といった感じなのです。ぶたぶたくんの年齢は不明ですが、はじめてのお買い物で、こんなにたくさんは無理だよとツッコミを入れたくなります。首からリボンをぶら下げているかも気になるしなぁ。(笑)2013/04/03
keroppi
75
先日、世田谷美術館で「土方久功と柚木沙弥郎展」を見て、原画が展示されていた土方久功の絵本を読んでみたくなった。南洋の島で創作を行った土方久功なのだが、ぱんやさんにはその雰囲気がある。お使いに出たぶたぶたくん、迷子にならないか心配になるが…。味のある絵本だなぁ。2023/09/14
藤月はな(灯れ松明の火)
57
もうじき、名古屋市立美術館で絵本絵画展が始まるので図書館で特集されていた絵本の一つ。「子供だけでお買いもの」というテーマはどんなに齢を取ってもわくわくしてしまうものですね^^約15年ぶりに読んだのであのパンって顔つきだったんだ・・・・とか人間と動物の描き方のギャップ、最後で明かされる近道の意味とか色々な発見がありました。2013/06/08
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
54
初めての買い物に出かけたぶたぶたくんのお話。待っている親の気持ちがよく分かります。子供は所々出てくるヘリコプターや飛行機が気になってました。私は絵がとってもツボ。2019/07/20