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内容説明
ある朝目覚めると、コートニーは四方を壁で囲まれた殺風景な部屋に閉じこめられていた。両手首には自殺をはかった跡だという傷―、そこは精神病院の隔離病棟の一室で、法的手続を経た入院と説明される。“これは何かの間違いだ。わたしが自殺をはかったなんて…”ジャスティンはどこ?愛するジャスティンはどうしたの?いったい誰が、なんのためにわたしをこんなところに…。絶望と狂気にゆれる5カ月間。ついにコートニーは脱走を企てる。真相を求めて、夫ジャスティンの待つアスペンの家をめざして。だが、そこにいたのは、ジャスティンと名乗る夫とは似ても似つかぬつめたい目をした男だった。わたしはほんとうに狂っているのだろうか。それとも…。苦悩するコートニーに、姿なき殺人者の影が迫る。