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内容説明
“いつか必ずどんな女性にも王子様が現れる”というのが口癖の祖母。でも若くして離婚を経験し、二人の幻い娘を抱えるジュリエットは、男なんてもうたくさんと思っていた―、彼を見るまでは。薄暗いナイトクラブ、照明を浴びたステージの上で、髪を小さいポニーテールに結んだ男がサックスを吹いている。妹に頼まれて出かけてきたジュリエットは、ただ彼に見ほれた。ロスは多才な男だった。ジャズ・ミュージシャンであり、役者として舞台もこなし、そのうえ妹が通う大学で舞台芸術を教えてもいる。そして、明らかに束縛を嫌い、気の向くままに生きていくタイプだ。あなた向きではないわ、ジュリエット。だいたい彼は妹の王子様。そんな人と恋に落ちたりしたら、きっと家族じゅう大騒ぎよ。なにより大事に思っている家族の絆をばらばらにするかもしれないわ…。