出版社内容情報
夏のある日の公園、道ばた、草むら、田んぼ、畑、林など、身近な場所で、さまざまないとなみをつづける虫や花、645種を描いた、新しい形式の図鑑です。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
142
夏の季節。虫は過ごしやすくなり、植物も栄養を一斉に蓄えます。645種の身近な生きものの活気のある世界が描かれています。熱い土の中には水があり、植物が根で吸い上げて虫たちは集まってきます。朝が好きなもの、夜が好きなもの。働きものの蜂や蟻、華麗に飛び回るトンボや蝶々。草いきれは人が近寄らない虫の世界。…大人になると虫が苦手になりますが、植物を育てはじめてから、平気になってきました。なぜそこに君がいるのかを理解できたから、受け入れられたのかもしれません。かけがえのない美しいものに見えてきました。さあ、夏です☀️2021/07/16
匠
118
ページを開くといきなり30センチもありそうな長いミミズやムカデが現れてギョッとなる(笑)次のページはさまざまな蜘蛛が、そして次のページには蝶の幼虫である毛虫たち。苦手ってわけじゃないがまじまじ見るとゾワゾワする。思えば夏は虫が一番活動する季節。蝶やカマキリ、バッタやトンボ、蜂なんかを見ているとついアールヌーヴォーを思い出したりするのだけど、そういう視点で見るとあらためて美しい形状だなと感心してしまう。つくづく自然の芸術って素晴らしい。 2014/06/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
夏に読むんだった…と今年の夏に読もうと決心してますが忘れそう(笑)こんな花の近くで、こんな虫が見れるんだよという語り口。いもむし・毛虫がズラッと並んでいても気持ち悪いとは思わなかった。2020/01/30
ケン五
6
昔から近所の草原は宝の山だった。花もいいけど、やっぱり虫。大人になった今でも虫は心踊る。この本は絵本だけに絵が素敵だ。2018/08/08
y.ookura
6
4歳。図鑑に親しむ入り口として、ぴったりだと思います。身近な生き物や植物が645種類。何度も時間をかけて、じっくり楽しめました。2016/05/26