出版社内容情報
小学校から大学で習う算数・理科・数学のうち建築の実務で必要となるテーマを、実務で活かすことことを目標に編纂した教科書。
内容説明
本書がどのような使われ方を想定しているかというと、第1に大学でこれから建築を学ぶ人のための教科書として、第2に建築の実務者が復習するときの教材として、第3に建築に興味ある方々に数理の面から建築を再発見していただく教本としてなどです。3つの編からなっています。前編:建築数理の基本、中編:建築構造からみる数理、見えない力の流れを読み解く、後編:建築デザインからみる数理、建築に隠された数理。
目次
建築数理の基本(形と重心・体積・面積;分かると便利な三角関数;数列と級数/フィボナッチ数列と黄金比、根っこは同じ;体数/人の感覚と音のデシベル;+-×÷で解く微分方程式;行列で解くつるかめ算;数式と物理量と単位/力・加速度・運動量・エネルギの関係)
建築構造からみる数理/見えない力の流れを読み解く(部位にかかる力/圧縮と引張;部位の性能/曲げとたわみと断面性能;構造力学から建築へ)
建築デザインからみる数理/建築に隠された数理(建築の形と数理/古代ギリシアから現代までのシュムメトリアの流れ;建築の秩序のつくり方/座標、単位、部分と全体;総合演習)
著者等紹介
猪岡達夫[イノオカタツオ]
元中部大学教授・博士(工学)。早稲田大学大学院・修士課程修了、1971‐2003日建設計、2003‐2016中部大学。専門分野、建築環境計画・建築設備
中村研一[ナカムラケンイチ]
中部大学教授・建築家。東京大学大学院・修士課程修了、1984‐98槇総合計画事務所、2002‐中部大学。専門分野、建築デザイン・建築計画・都市計画
石山央樹[イシヤマヒロキ]
中部大学准教授・博士(工学)。東京大学大学院・博士課程修了、2000‐2012住友林業、2012‐中部大学。専門分野、木質構造・木質構法・建築構法
片岡靖夫[カタオカヤスオ]
中部大学名誉教授・工学博士。早稲田大学大学院・修士課程修了、1967‐2011中部大学。専門分野、建築構造・木質構造・伝統木造建築(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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