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内容説明
レスリーは大学を卒業後、伯父のグラハムが主宰する自然保護団体、ユニコーン協会で渉外担当として忙しい日々を送ってきた。一年たった今、レスリーはデスクワークから一日も早く離れて、大自然の中で野外調査にたずさわりたいと希望している。伯父に直接その希望を話したところ、調査への参加が許された。ただし、調査活動のベテランで、協会に復帰したばかりのセイン・フレイザーが同行するという条件がついた。フレイザーは、紹介されて以来、自信に満ちた傲慢な態度で、事あるごとにレスリーをいらだたせる、鼻もちならない男だった。望みがかなったとはいえ、レスリーの心は決して穏やかではない。