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肉製本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
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著者は肉牛新報社の設立者。「肉牛ジャーナル」の編集長を務めほか、『前沢牛物語』といった著作がある。 本書は、近江肉牛協会の創立50周年を記念して企画されたもの。 江戸期から現在までの近江牛の歴史が、主として生産者の側に焦点をあてて紹介されている。竹中久次、西居庄蔵といった明治期に近江牛をつくりだし、東京への販路を開いたひとたちの業績がわかり、また地域ごとの飼育頭数の変遷や、販促のために開かれた共進会のようすなども、豊富な資料をもとに語られている。 近江牛の歴史がわかる貴重な一冊。 2019/10/11