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内容説明
ローレライ・テートは、深い悩みを抱えていた。愛し育ててくれた名づけ親が、彼女に家を遺してくれたのだが、遺言では彼女が三十歳までに結婚することを条件にしていたのだ。ローレライは、過去に自分の付き合っていた男性たちが次々と不幸に見舞われるのを見て、“ローレライ”という男を破滅させる水の精と同じ名を恨み、恋も結婚も遠ざけてきた。でも、大好きなあの家が人の手に渡るのを黙って見てはいられない。悩むローレライの前に一人の男性が現れた。ヘイズ・カラハン―彼女の一族が経営するテート社の取引相手だ。休暇で行った孤島で再会した彼女を、ヘイズは誘惑し始めた。ローレライの名を持つ私が、長髪でセクシーなだけの男なんかに誘惑なんてされるものですか。でも、あの遺言のこともあるし、なにより、彼の魅力には抗えない何かがある。