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内容説明
「誰かいませんか。」セアラは温室の扉をくぐり抜けた。優雅なドーム型のガラス天井からさんさんと午後の光が降り注ぐ。ここは熱帯の楽園、植物の宝庫だ。この緑の香り…。セアラは大きく息を吸い、うっそうとした茂みに足を踏み入れた。見ると、作業台の下からにょきっと脚が突き出ている。「ウイリアムズ教授ですか。私、今日から助手として働く…」「ちょっと待った」迷惑そうな声がして、誉れ高き植物学者ジョシュア・ウイリアムズが這い出てきた。想像していたよりずっと若い。赤い髪がくしゃくしゃに乱れている。「ぼくの助手。きみが。」彼はグレーの瞳でセアラを見据えた。そのばかにしたようなまなざしに、彼女はかっと頬が熱くなった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まとい
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また読んでしまった。大好きな一冊。設定が大学教授と生徒というハーレではあまり見ない学園もの。教授の助手になるんですが、無理難題な課題を出してとことんイジメるんです。助手はいらない辞めてくれと。詳しい理由は言わない。でもヒロインはどうしても成し遂げなければならない事情があり意地で食らいついていく。ヒロインすごく頑張り屋さんの良い子。ずっと二人ケンカしてる。ほんっっと教授のバカー!って何度も言いたくなるんですが最後まで読むと許しちゃう不思議。教授かわいいんですわ。ラスト知ってまた最初から読むとトキメキMAX2015/10/31