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内容説明
「この船旅には、もちろんきみを連れていくんだ」上司である判事アーロンの爆弾宣言を、アビーはいつものようにクールなそぶりで断った。弟夫婦から預かった三人の幼い姪の世話に手を焼いたアーロンは、ミシシッピ川の船旅を計画し、彼女に世話役に来てほしいという。だが、アビーの心の中は、破裂しそうなほど動揺していた。彼に頼まれれば、きっと承知してしまうとわかっていたからだ。四年前にその下で働きはじめて以来、有能で男らしい彼にひかれてしまわないように、距離を保ってきた。それなのに、二週間も一緒に過ごすなんて、どうしたらいいの?今朝も服にジャムをつけられたりして困っているのはわかるけれど。不安をよそに、結局、アビーと彼と子供たちとの船旅が始まった。