秋葉原事件を忘れない―この国はテロの連鎖へと向かうのか

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秋葉原事件を忘れない―この国はテロの連鎖へと向かうのか

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780312898
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

内容説明

秋葉原無差別殺傷事件から15年。加藤の死刑執行と安倍元首相銃撃事件。自己責任論で追い込まれるロスジェネ。論客たちが事件の深層を語り合いテロの連鎖を断ち切る社会を模索する。

目次

第1章 秋葉原事件の背景とロスジエネの鬱屈(秋葉原事件の経緯とそれを本にした思い;派遣労働者の当時と現在 ほか)
第2章 「タテマエではなくホンネでもない本心」とは(秋葉原事件とロスジェネ世代;「弱者男性論」をめぐって ほか)
第3章 加害者とその救済を精神分析的に考察する(加藤智大を追い詰めた、インセル、自傷的自己愛;自己承認をめぐる親との関係について ほか)
第4章 「憎しみ」から「赦し」の共同体へ―死刑制度を問う(死刑制度は社会から何を失わせているのか;加藤を追い詰めた自己責任論の時代的変化 ほか)

著者等紹介

中島岳志[ナカジマタケシ]
政治・歴史学者、東京工業大学教授。大佛次郎論壇賞・アジア太平洋賞大賞、日本南アジア学会賞を受賞。北海道大学准教授を経て、東京工業大学教授

雨宮処凛[アマミヤカリン]
作家、貧困問題活動家。「反貧困ネットワーク」世話人。JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。この国の“生きづらさ”について論述多数

杉田俊介[スギタシュンスケ]
評論家、元障害者サポーター。『対抗言論』編集委員、「すぼるクリティーク賞」選考委員。自らのフリーター経験をもとに、ロスジェネ論壇に関わる

斎藤環[サイトウタマキ]
精神科医、批評家、筑波大学教授。医学博士。爽風会佐々木病院診療部長を経て、筑波大学教授。専門は青年期の精神病理学・病跡学

平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
芥川賞作家、ジャンルを越えた批評。受賞歴に、芸術選奨文部科学大臣新人賞、ドゥマゴ文学賞、渡辺淳一文学賞、読売文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タナカとダイアローグ

12
秋葉原の事件があったとき、自分は大学四年生だった。就職活動がうまくいかず、社会的価値が無いからかと落ち込み、もし就職できなかったら自力で生きていけないというリアルを感じていたころだった。幸い40分の1で就職できて、仕事がそこまで過酷でなかったことで今に至るけど、いつどのタイミングでも加害者と同じ状況に陥る可能性があった。溜め、本心と本音などについて、無差別殺人、目的の歪んだ殺人、死刑制度などをつなぐ価値観についての鼎談。役に立たないなら生かしておく価値は無いという自己責任論と死刑肯定はつながっている。2024/04/15

どら猫さとっち

5
秋葉原事件から15年。加藤智大をあの事件を起こした理由は?その後も相模原事件、安倍晋三襲撃事件など、社会を揺るがす事件が起きている。その事件の背景にある社会の病原とは?識者5人による、この国への処方箋。識者のほとんどの人がが、ロスジェネ世代で、私もそのひとりである故に、悩ましく思うことも多々ある。この悲劇を繰り返さないためにも、忘れてはならないことが、ここにある。2023/11/11

金平糖

3
B。2023/12/20

たつや

2
癇癪持ちの人間はいつの時代もいるもの。瞬間湯沸かし器のようにカッとなって、暴力に出る。ブレーキングダウンを見ると、バカだらけだ。加藤はネットに依存し激情してことに及んだ。女子プロレスラーが自殺したのも記憶に新しい。ネットのいじめ等を規制する動きは進化していると思う。今後、第二の加藤が出現しない事を切に願う。2023/12/10

くらーく

2
『秋葉原事件―加藤智大の軌跡』の著者が、秋葉原事件を忘れないって書名で本を出版。どうにも、もやもや感が残るんだな。秋葉原事件と他の事をリンクし過ぎなんじゃ無いか。 秋葉原事件の加藤は、社会のせいで事件を起こしたとは言っていないし、最後まで認めていなかった訳でしょ。それを、ロスジェネ世代と括って良いのだろうか?個人的には、育成環境と本人の性格が問題じゃ無いかねぇ。分からんけど。なぜ、あのような性格になったのかねえ。地方出身の身としては同調するところが多々あるのだけど。 山上の本も探して読んでみるかな。2023/10/28

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