内容説明
給料をサイコロで決めている上場企業が考えた新しい「幸せの指標」。
目次
1 資本主義が面白くなくなってきた?
2 何をするか?誰とするか?どこでするか?
3 なぜ人はカマコンに夢中になるのか?
4 鎌倉資本主義をかたちにすると?
5 地域資本主義はどこに行くのか?
6 テクノロジーで何ができるか?
著者等紹介
柳澤大輔[ヤナサワダイスケ]
面白法人カヤック代表取締役CEO。1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、学生時代の友人とともに面白法人カヤックを設立。2014年に東証マザーズに上場。鎌倉に本社を構え、ゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイトなど、オリジナリティのあるコンテンツを数多く発信してきた。ユニークな人事制度、斬新なワークスタイルを導入し、新しい会社のスタイルに挑戦中。2013年、鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者とともに地域団体「カマコン」を立ち上げ、地域コミュニティの活性化に取り組むための場を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
60
面白法人カヤックと居を構える鎌倉の地域社会についての一冊。鎌倉は身近な事もあり、こういう地域と会社と仕事/働き方についてはこれからのwithコロナ的にも参考となると感じました。2020/07/12
おいしゃん
30
鎌倉や湘南地域ではお馴染みの、「面白法人カヤック」代表による本。鎌倉を面白い街にしたいという想いがひしひしと伝わってくる。こういう団体がある街はこの先も安心だ。ちなみにカバーを外すと、絵のように綺麗な鎌倉の海が出てくるのも、憎い演出。2022/09/27
Porco
21
地域活性化のための取り組みの紹介でした。すごくうまくいっている感じに書かれているのですが、実際、その通りなのか。ルポっぽい記事も読んでみたいと思いました。2019/06/26
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
18
「普通の社員食堂のつまらない部分はどこなのか、どうすればおもしろくなるのかを徹底的に考えて、その逆をいく社員食堂を開いたのです」っていう箇所が面白かった。面白い発送をするために、「普通」「つまらない」っていう状態を先に想像して、その逆を考えるというのはユニークだなって感じた。地域資本主義という考え方にはすごい合意できるし、それを株式会社で実現してるのはすごいなーという感想。株主に納得してもらわないといけなし、そういう自由なことができるくらいちゃんと収益のある事業があるんだなーと思いながら読んでいた。2020/10/08
Kentaro
16
「地域資本」は「地域経済資本:財源や生産性」「地域社会資本:人のつながり」「地域環境資本:自然や文化」、この3つの資本をバランスよく増やしていくことで人の幸せにつながる。そのために企業、行政、NPOといった地域のステークホルダーが一緒になって取り組む。これが鎌倉資本主義の骨子です。地域資本という価値を新しいモノサシで測ることによって、より持続的な成長を目指す。その結果として、地域の多様な発展を推進し、従来資本主義の課題である地球環境汚染と富の格差の拡大の解決につながっていく。いわば持続可能な資本主義です。2018/12/21