目次
第1章 出会った瞬間、心が温まるような挨拶を
第2章 「ご年配のお客さまに好まれる話題」の見つけ方
第3章 「聞き方」を変えれば、もっと信頼される
第4章 ご年配の方に、声をかけるときに気をつけること
第5章 お客さまの様子を見ながら、ふさわしい接し方を
第6章 相手の立場になって考えて、さらに愛される
著者等紹介
田村祐一[タムラユウイチ]
1980年12月生まれ。東京都大田区蒲田にある「大田黒湯温泉第二日の出湯」の4代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。2010年8月、世界に銭湯ファンをつくる活動「銭湯部」を創部。2012年5月より創業の地である浅草「日の出湯」のマネジャーとして銭湯経営に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニッポニア
51
老舗銭湯の番台、人気の秘密は会話術だった。以下メモ。挨拶から自然と繋がる、いらっしゃいませ、の前におはよう、こんにちは、などを加えて。訃報はこちらから話題にすることはNG、耳を傾けて。話は必ず最後まで聞く、それが間違っている時でも。愚痴や悪口には、お客様の気持ちに寄り添う、を心がけて。不必要な知っています、は控える。謙遜は、褒めてくれたお客様の気持ちを台無しにすることになりかねない。興味のない話には、お客様自身に興味を向ければいい。トラブルは、短期的な利益よりも長く見据えて、常連を産むきっかけに。2024/05/26
今日のホームラン
9
アマゾン読み放題本。ジリ貧の経営が続く銭湯で設備投資をせず、価格競争にも頼れず、来客老人とのコミュニケーションを強化することのみで繁盛店へと変貌させた経営者の成功秘話。本書のテーマは「老人とのコミュニケーション」でしたがそれは老人とのコミュニケーションにとどまらず、人づきあいや会話における姿勢やヒントになるものを得られた気がします。サクッと読めて読んで良かったです。2019/05/02
HALI_HALI
5
資金的な問題から設備投資が出来ず、規制により価格調整が不可である銭湯屋さんが如何にして常連客を増やしたのか。そのキーワードが「感じが良い」ということ。番台さんがメインの顧客層であるご年配の方々に、如何に気持ちよく銭湯に通ってもらうか試行錯誤。会話を通じてのコミュニケーションは効果が大きく、いくつかの例を挙げている。2018/01/07
みき
5
勉強になることばかりでした。お年寄りの方は、人生の先輩であるけれども、社会的弱者でもあります。お年寄りに限らず、それぞれの立場に立って、寄り添うことができたら、相手も自分もハッピーになりそうです。読んで良かった◎2015/11/17
zunzun
3
kindle unlimitedで読んだ。目次をみて、気になるところだけ読むのがちょうど良い本。接客態度をよくすることで客が増えるという。youtubeで配信している私にとっても参考になる本だった。だが店主であろうが客であろうが、人間はみなこういう態度をとるべきだろう。たとえば、「相手の愚痴をきいても同意はしないようにする」や「親切のおしうりはNG」や「アドバイスを求められるまではなにもいわない」や「年齢が違うから話があわないと割り切る」などどんな人にでも知っておくべきことである。2024/08/16