内容説明
なぜホラーは魅力的なのか?人々はなぜ科学以前の迷信に満ちたストーリーに関心を持つのだろうか。ホラー映画をはじめとするエンターテインメント作品から“恐怖の享楽”というパラドックスに光を当て、人間の本性と芸術の本質を照らし出す。
目次
はじめに ホラー、恐怖、そして進化
第1部 ホラーの進化論的分析(獣の評価:ホラーの定義と研究史;ホラーの作用・その一 否定的な感情の進化と刺激;ホラーの作用・その二 恐ろしいモンスター、恐ろしいシナリオ、恐ろしいキャラクター ほか)
第2部 アメリカン・ホラーの進化論的視座(遍在するモンスターたち:アメリカン・ホラー管見;吸血鬼のアポカリプス:『アイ・アム・レジェンド』(1954)
誰も信じてはならぬ:『ローズマリーの赤ちゃん』(1967) ほか)
第3部 ホラー・エンターテインメントとホラー研究の将来の進化について(ホラーの未来)
著者等紹介
クラーゼン,マティアス[クラーゼン,マティアス] [Clasen,Mathias]
1978年生まれ。2012年にデンマークのオーフス大学で博士号取得、現在、同大学准教授
小沢茂[オザワシゲル]
1977年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。愛知淑徳大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- OD>電気回路入門